カウリスマキ風のテラスハウスみたいなことにもなりますが(笑)、なんといってもラストの男が犬と歩いていくとこに日本語の歌がかかるとこです。
むしろカウリスマキにしては長かったのでそこの印象が強いですが…
このレビューはネタバレを含みます
家賃滞納でアパートの立退き命令を出された小説家マルセル。マルセルとレストランで知り合った画家ロドルフォ。元マルセルの部屋に新しく入居してきた音楽家ショナール。パリで暮らす激貧芸術家3人組の友情と、物…
>>続きを読む「ル・アーヴルの靴みがき」で、バーでの会話の中に謎の言葉があった。
カフカ風の言い回しで過去を語るやりとりだったが、答えが本作にある。
主人公マルセル・マルクスのパリ時代。
売れない作家のマルセルは…
パリの貧困下で生きる3人の芸術家。暖をとる為に自作の詩集を燃やす彼らの姿があまりに切なくて心がきりりと痛んだ。ところが彼らは決して喘いではいない。どれだけ貧困にあっても優しく粋でスイート。そして際立…
>>続きを読む売れない作家のマルセルは、家賃が払えずアパートを追い立てられ、その日のうちに次の入居者が入ってしまう。マルセルはレストランで意気投合した売れない画家ロドルフォを連れて帰ると、その次の入居者である売れ…
>>続きを読む友情は素晴らしく美しい。反して愛情は残酷だ。気付いたときには遅い。それには手遅れがある。そんな作品だった。所々何かを示唆したような描写が多く、考えさせられた。特に桜の描写がよかった。マッティペロンパ…
>>続きを読むKiitos Kaurismäkiにて。
アキの中でも地味だけどやっぱり良作!
華やかなパリの片隅に生きる愛すべきろくでなし達に温かい目線を向け、悲しいラストだけど、数十年後のル・アーブルでの奇跡が…
売れない芸術家3人組のダメダメ具合が愛しくて堪りません。カウリスマキの演出する笑いはどれもツボすぎてしつこいくらいに爆笑しちゃう。それと同様に切なさの匙加減もまた絶妙。ちなみに本作は「ルアーヴルの靴…
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