いいね、いいもの見た。
随所に描かれる男尊女卑、女性軽視には
イライラするけど少なくとも女人禁制って
まだ根付いてる文化だし、そういうしきたりって全然あるから、何気なく通り過ぎてるけど普通にこうやっ…
あらすじ✒️(公式サイトより)
32歳のペトルーニャは、美人でもなく、体型は太目、恋人もいない。大学で学んだのに仕事はウェイトレスのバイトだけ。主義を曲げて臨んだ面接でもセクハラに遭った上に不採用と…
このレビューはネタバレを含みます
20240117#12
カーペンターの要塞警察を連想したのはわしだけか。
この映画をほめることは、私は差別主義者ではない、公平で理解のある人間ですよ、という免罪符になるのでしょう。
しかし、私は…
作中の至るところで女性軽視、女性差別的な描写や発言がグサグサと鋭く主人公ペトルーニャをはじめ登場する女性へ意識的、無意識的に投げつけられる。
女は男より劣っている
気に入らない結果をもたらした女に…
仕事も決まらず、面接先でセクハラされムシャクシャした帰り道、女人禁制の伝統行事で司祭が投げた十字架を拾い逃亡。その後警察に連行されるが逮捕される理由のないまま拘束され不当な扱いを受ける。
もう終始…
北マケドニアのシュティプに暮らすペトルーニャは仕事に就けず鬱々と暮らしていた。そんなある日母の知人のツテで面接を受けるが面接官の態度は酷く、挙げ句「そそられない」とあしらわれてしまう。怒りと悲しみに…
>>続きを読む現代のマケドニアを舞台に、キリスト教の古めかしいしきたりを笠に着た男性の根強い女性蔑視を描いてて、男からの罵詈雑言や暴力に屈しないペトルーニャの毅然とした態度に神々しさが漂ってた。それに比して寄って…
>>続きを読む女人禁制のお祭りで勝利の十字架を手に入れたペトルーニャの、静かな戦いの映画。
司法で裁かれるはずもないのになぜか警察署に拘束され、ねちねちと責められる。古い男尊女卑と慣習から逃れられない男たちが滑稽…
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