浮ついた気持ち
前のめり気味に欲求が出てから回る男と、まんざらでもない女。
どっちも滑稽で、どっちも日常で。一定の温度で紡がれる戯れが愛おしい。
郊外で紡がれる「日曜日の友だち」
都市部で紡がれる…
ギョーム・ブラック監督特集にて鑑賞。
『勇者たちの休息』と併映でした。
こちらはめちゃくちゃ面白かった!
第一部の「日曜日の友だち」は女友達とちょっとしたボタンのかけ違いで真逆の恋に落ちていく様が…
第1部「日曜日の友だち」
第2部「ハンネと革命記念日」の2部構成。
第1部。
昼の陽光、水面の揺れ、風と戯れる草木、夏の呼吸と他愛のない(しょうもない)人の営みが呼応し、ふと胸に響く。
対比の構図…
『宝島』ギヨーム・ブラック監督作品。バカンス映画の巨匠がてがけた2章からなる人間ドラマ。
面白かった!個人的には一つ目の話が好き。同じ職場で働く二人の女性、彼女たちは日曜日にあるリゾートを訪れる。…
『7月の物語』、静かですが、とても心に残る傑作でした。
JAIHOで見つけ、71分という短さに惹かれて何気なく再生したのですが、鑑賞後には深い余韻が…。こういう作品、好きです。
本作が描き出すのは…
若者たちのぎこちない恋や友情を、まるでその場の空気ごと掬い取ったような繊細さで描く、夏の詩のような映画。
派手な演出はないが、本物の感情がそのまま転がっている。
ギヨーム・ブラックは、日常の裂け目か…
散策から帰ってきたら彼女が待ち伏せしており、周到に背水の陣を構えた男が無事に湖に突き落とされる完璧な流れから、千鳥の相席食堂を想起した。
(知らない人のために説明すると、千鳥の相席食堂というバラエテ…
この映画を見ることは、ある意味では、ギヨーム・ブラックの主題(この作品を超えて、一貫した持続として物語を異質の領域へと移動させる意義深い細部)に瞳を差し出すことである。
それは夏の避暑地という、ごく…
© bathysphere – CNSAD 2018