草間彌生∞INFINITYの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(14館)

草間彌生∞INFINITY2018年製作の映画)

KUSAMA: INFINITY

上映日:2019年11月22日

製作国:

上映時間:77分

あらすじ

「草間彌生∞INFINITY」に投稿された感想・評価

Minami

Minamiの感想・評価

3.0
正直、草間彌生ってサイコパスな人かと思っていた(失礼)のですが、本物の天才だわ。

そして、自分の思うがままだけと思いきや、どうすれば人々が作品に親しんでもらえるかを、実は考えてたんだなー

ただ、成功するまでの道のりだけの内容が残念。
彼女のルーツにもっと迫って欲しかったなあ。人間味は感じられなかった。
Riy

Riyの感想・評価

4.5
前衛芸術家草間弥生の本質を描いた素晴らしいドキュメンタリー!
60年代のニューヨークでの創作活動の驚異的な集中力(全生涯に亘っていますが)、ウォーホールなどにも多大で濃厚な影響を与えた事実。反面様々な差別や病気にも苦しみ帰国後も苦悩が続く。現在芸術家の中では一番の実力と人気を誇るというその作品群は正しく前衛、逆境にあっても様々な協力者が現れ、草間弥生の至極の人生が描かれていて、感動感涙しました。
劇場公開に間に合って良かったです!
草間彌生の生誕から現在までのドキュメンタリー映画。

若い頃から現在のような評価をされていたのかと思っていたけど、若い頃は作品をパクられたり、人種や性別で差別を受けたり、正当な評価をされなかった時代があったことを知った。

今から60年ほど前って、まだそんな時代だったのかと驚いた。そういや「ビッグ・アイズ」がそんな映画だった。
Hana

Hanaの感想・評価

2.7
彼女のドキュメンタリーも観たことないし、水玉作品しか知らなかったので興味深く拝見。
個人的には水玉以外の作品が好きだった。
やはり彼女もバリッバリのアート畑の人間で納得。
自殺未遂や精神障害、迫害や家庭環境、盗作など大変な半生を送っていたのね。
でも今だにアイデアがどんどん湧いてきてカンバスが追いつかないくらい、と語っている姿は頼もしさしかなかった。
6060

6060の感想・評価

4.3
草間彌生の魂を
道半ばで連れ去らなかった
運命に心からの感謝を。
八巻綾

八巻綾の感想・評価

3.9
70年以上活動を続けている芸術家・草間彌生の半生に迫ったドキュメンタリー。草間本人ほか、数々の関係者のインタビューと資料映像/作品映像で構成されている。

2年前に草間の大規模個展『草間彌生 わが永遠の魂』に行ったとき、夥しい作品群から強烈な死のエネルギーを感じてしまって酔ったのだが、今回のドキュメンタリーからも同じようなパワーを受けてずっと涙が止まらなかった。

『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』の中で、ビヨークは「創造していないと死んでしまう」というようなことを語っていたのだが、草間も同じなのだろう。いつも妄想に脅かされ、うっかり自殺しそうになる毎日の中で、創造していないと死んでしまうんじゃないだろうか。それはもしかしたら、創造というよりは排泄に近いものなのかもしれない。彼女にとって、生きること=創造することなんだと思う。

不仲な両親の元で抑圧されて育ち、若くしてアメリカに渡ってからは性差別と人種差別に晒され、成功の目が見えたと思ったらスキャンダルで叩き潰される。失意のうちに日本で再出発。それでも、またゼロからスタートした草間の才能を見抜いてサポートした人たちがいた。現在の草間は、最も成功している芸術家のひとりとなっている。

創作に対する怖いほどの一途さと、驚きの行動力。絶対に曲げない信念……というか、おそらく曲げられないのだろう。自ら病院で暮らすことを選択し、精神の病と闘いながらいまなお描き続けている草間彌生。これを壮絶と言わずして何と言おうか。日本に帰国して直後のコラージュ作品なんて、スクリーンを通して見ても強烈すぎて、頭にこびりついて離れなくなる。(展覧会でもコラージュ作品のインパクトはもの凄かった)

下書きや習作なしに、いきなり本線を引く草間彌生。迷いなきその手先を見ていると、「ああ、これが天才なんだ」と思う。生み出し続けなければ間違いなく死んでしまうと感じる人生は、どれほど苦しいのだろうか。私には想像もできないが、天才だと信じられる人物と同じ時代に生きられて幸せだし、光栄だ。


何年前だろう?草間彌生展が新国立美術館でミュシャ展と同時開催されてた時に(わざわざ関ヶ原越えて東京まで)観に行って、彼女の芸術の持つエネルギーに圧倒されてきました。なので、その力強さの根元を知りたくて、っていうのもあって観て来ました。

まずは、戦後間もないあの時代に、当たり前のように芸術家になることを目指して、単身ニューヨークに渡る行動力すごい。特に強い後ろだてもなくて、本当に孤独な戦いをずっとしてたのもすごい。前衛芸術のトップランナーなのに、女性で有色人種だから認められなくて、おいしいところ全部白人男性に持っていかれたのひどい。そして日本に帰っても結局保守的な日本では受け入れられず、何年も何年も経って、彼女の芸術を理解する人が現れるまでやっぱり孤独だった。

どんな苦しい状況に追い込まれても、自分を決して曲げずに、芸術という手段で自分を表現することを貫き続けた。というか、苦しみに取り付かれていたからこそ表現し続けることができたのかも。そんな彼女の芸術は、まさに映画の中にあったように「ワンアンドオンリー」で、誰かと比べてどうとかいうものではなくて、そのままで最高。

こんなかっこいい芸術家が同じ日本人女性で、同じ時代を生きてることは本当に誇らしい。彼女の芸術はもともと自分の好みではなかったし、自分自身どこまで理解できてるのかも分からないけれど、それでも強く惹き付けられるのは、やはり彼女のそこまでの芸術への情熱が込められているからだと思う。本当にこの映画を観て良かったです。そしてもっともっと、彼女の作品を観たい!
厳しい時代と環境の中を生き抜いた草間彌生さん。今もあの強烈な個性で作品を描き続けていてくれていることが、とても嬉しいです。
大好きな芸術家の一人で、改めて凄さを感じた。ニューヨークの芸術家に影響を与え、しかし、女である事や日本人である事で受け入れてもらえず、帰国しても理解されずに40後半まで苦しい人生。時代がついて行けてなかったんだな。けど晩年どんどん認められるようになり、作品も明るくポップになり、草間弥生さんも可愛い感じで。ホンマもんの芸術家だ。
HM

HMの感想・評価

3.9
女性として、アジア人としてのさまざまな差別をはねのけ、時にそれに押しつぶされながらも自らの表現を貫いた強さに涙が出た。
草間の芸術手法の革新性も改めて認識することができた。

現在は一般的には「水玉模様のポップでアクの強いアーティスト」という認識が強いのだろうか。
さらに長期的な評価の確立のためには、この長い逆境からの成功と、アート界にもたらしたものを浸透させる必要があろう。