見よう見ようと、いつまでも引っ張っていたが、ついに見る。
戦時中の1944年公開。
ラストシーンは実際に出兵する若者たち。
戦意高揚・プロパガンダ作品としての依頼だったと思うが、画面から伝わるのは…
全開の御上信仰派の父と母というのがわりとあからさまに描かれてるから、それを用いて逆に違和感を浮かび上がらせるやつかと思ったけど、もっとストレートだった。最初はそうするつもりだったけど、映画の中の感情…
>>続きを読む【寸評】
時は太平洋戦争末期。
アメリカに立て続けに敗れた結果、サイパン、テニアン、グアムを獲られ、本土攻撃が激しくなった時。
国民の士気を鼓舞するため、陸軍省情報局が企画した作品が、本作の「陸軍」…
このレビューはネタバレを含みます
日清戦争、日露戦争、大東亜戦争を背景に
高木家の家族に焦点をしぼって描いた人間ドラマ。
日清戦争の時に父親が病死した友介(笠智衆)は、
軍人を志し日露戦争を迎えるが、
病気ばかりで前線に…
プロパガンダ映画として作られているが、終盤の明らかに悲壮に満ちた田中絹代の表情や息子を追いかける姿は反戦映画そのもの
ラスト10分程のシークエンスではセリフがほぼないにも関わらず反戦メッセージとして…
時代的にプロパガンダ映画ではあるけれど、何がなんでも戦意高揚させよう!という意識ではない部分も見られて素晴らしい。幕末の慶応2年から日清日露、満州事変までの時の流れを一家族、3代にわたって描いた作品…
>>続きを読む第二次長州征伐で長州から襲撃された小倉の老舗質屋主人笠智衆は、尊攘派で奇兵隊監軍山縣有朋とも親交があり、息子横山準は奇兵隊贔屓。小倉藩士原保美は、「大日本史」を託して、白村江敗戦を機に防人を常駐して…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
弱い男性ほど威勢を張る。
愛国教育を受けてきた男性たちは、戦後をどう考え、死ぬまで過ごしたのだろう。。。→あとで丸山眞男の本を読む
出兵する兵士たちの顔が全員悲しい。
1944年の陸軍が後援の作品…
松竹株式会社