終戦記念日という事で、観てみました。
第二次世界大戦中、国民の戦意を高揚させる為に制作させられた作品。
日清、日露、大東亜戦争を主人公、友助の家族をとおして見る。
母は言う
息子の命は天子様に…
ほとんど知らない人ばっかりです。
知ってるのは、黒澤明作品常連で「男はつらいよ」にもよく出ていた笠智衆さんくらいですね。
なんと戦争中に作られてた映画です。
それなのに、どことなく戦争反対ってのを匂…
想像してたのと全然違った。
もっと露骨に戦意高揚なのかと思った。
たしかに追いかける田中絹代に反戦の匂いを
感じなくもないが、
あそこは人間ドラマにしたかった
木下惠介目線が色濃く出たような気もする…
「陸軍省後援」「情報局国民映画」
冒頭のこのクレジットを見ただけで構えてしまうのですが、思ったほどの翼賛映画ではなかったかな。
日露戦争で戦えなかった父親が、息子が立派な兵隊になることに期待をか…
1944年(昭和19年)木下惠介が陸軍省の依頼で製作した戦意高揚映画のはずが、見終わると戦意高揚しない。
「ストーリー展開もキャラクター設定も、情報局の求める展開から外れてはいない。」しかし、細部…
木下恵介監督が当時の軍部に作らされたプロパガンダ作品
立派な反戦映画とのレビューもあるけど、残念ながらそうした要素は感じなかった。
確かに終盤で、母親がお国のために死に往くであろう息子への思いの描写…
戦時映画でも景気の良い奴は面白いんだけども、これは内地の一般人の同調圧力がびりびり感じられて不気味。戦時は軍国主義的なモラル、戦後は反戦平和的なモラル、現在はまた新たな生活様式のモラルに縛られて、常…
>>続きを読む『陸軍』鑑賞。戦意高揚のための堅苦しい話だがラスト10分で木下惠介の天才ぶりが炸裂。映画史に残るようなこの名シーンは反戦の意志表明というよりは母親の子供への愛情を描きたいという信念の結晶か。田中絹代…
>>続きを読む松竹株式会社