1950年台後半に中国で起こった右派弾圧の中で、数千人の「右派分子」がゴビ砂漠の再教育収容所に送られた。数少ない生存者の証言を中心として、当時の死者(大半は餓死)の声なき声を浮かび上がらせるドキュメ…
>>続きを読む(追記)
しかし、人骨が地面に野晒しにされている、ということでもって、過去ではなく、「今」を撮ったということなのかもしれない。過去、埋められたはずの骨が、なぜ「今」野晒しになってるいるのか、を考え…
1950年代後半中国共産党による百家争鳴と反右派闘争で右派と断定された人々が、ゴビ砂漠にある夾辺溝の再教育収容所に送り込まれる。1958-62年には旱魃と大躍進政策の失策とが重なって起きた全国的な飢…
>>続きを読むカンヌ国際映画祭公式作品
史上最長の『死霊魂』は、
圧倒的で、凄惨で、胸をえぐる。
我々の時代の『ショア』である———Screen Daily
________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
これは爆発物だ…
(別媒体から感想を転記)
2024/05/12
大衆に中国共産党への自由な意見を求め、批判的な意見を出した人を労働改善所に送り込んだ反右派闘争。この『死霊魂』は、飢饉が重なり生存率10%となった夾…
文化大革命で「右派」とされた人びとが僻地の砂漠での再教育(農業開拓)、そこでの待ち構えていた飢餓と過酷さの証言集。三部八時間は正直長い。しかしワン・ビン監督はこの映画を今撮らねばならない理由があった…
>>続きを読むワン・ビンの実は周到にレイアウトされた編集はすげえなって思った。最も感動したのは 、凄惨な歴史の地で、子供たちが無邪気で美しい笑顔をみせた第一章の終盤。歴史の不可逆性の残酷さと回復力の二面性。
フ…
©LES FILMS D’ICI-CS PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINÉMA-ADOK FILMS-WANG BING 2018