本当にだらしない男を追うだけの話なのだが、軽やかなユーモアのおかげであまりにも自由奔放すぎるどうしようもなさにクスリと笑えてしまう。この即物的なドタバタっぷりはジャック・タチ映画にも通じそうな鮮やか…
>>続きを読むオーケストラに所属する若きティンパニ奏者。だが、本番に遅刻途中退出当たり前にそこら中を軽妙に飛び回るがついに報いを受ける。
主人公がとんでもなくダメな人だけど可愛げがあるのがちょっとずるい。母性本…
オタールイオセリアーニ3本目。
面白かった。
『落葉』でも登場人物が街中で知り合いと遭遇する頻度がやけに多くて風刺的な描写というか何か思う所があってのことなのだろうとは思っていたのだけど、今作はその…
オタール・イオセリアーニ監督『歌うつぐみがおりました』(1970)
時間に間に合わず、
音楽に間に合う。
主人公の一貫性のなさ、目的の分からなさ、目先の欲求のおさえられなさ、計画性のなさ、それら…