舞台は18世紀のアルゼンチンだけど内容は公務員の中間管理職が地元に帰りたいけど帰れないというだけの地味な映画。画面は綺麗だけど光がのっぺりしていてあんまり好きじゃなかった。中盤の幽霊屋敷みたいなホテ…
>>続きを読む好きすぎたリサンドロ・アロンソの『約束の地』と同じ匂いプンプンのこれは、やっぱりアルゼンチンの監督によるアルゼンチン映画。景色も話法も撮影法も音響も動物も、こっちの日常とは異質な別の現実って感じで色…
>>続きを読むとにかく「セラヴィ…」と天を仰ぎたくなるような、不条理や不快感のインパクトがある人間味。
鑑賞中、ずっと「ZAMAぁぁぁ……!!」と叫びたくなる色んな気持ちが発生。時に重苦しく、どこのシーンも切り取…
遠景を捉えたショットと、虫や鳥、シンセの音響効果による立体的で奥行きのある映像世界。異国の地に閉じ込められたサマの絶望的な面持ちから、例えば杜甫の五言絶句のような諦念を伴う望郷の念が伝わる。難解だが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
とにかく音響が異様で面白い。オフスクリーンから音を響かせる映画はいくらでもあるけど、本作は音そのものがかなり変で、内言のモノローグや、シンセ音とあいまって催眠術をかけられているような気分になる。虫の…
>>続きを読むこの映画の持つ雰囲気に戸惑いながら気づけば惹きつけられちゃってた。コミュニケーションもみんな取れてない感じとか不快感がすごいのに、フレームインしてくるアルパカとか、画面の奥で起こっていることとか色々…
>>続きを読む見えてくる風景が全然違うんだけど『審判』的な不条理を感じる。不気味なシンセ音や鳴き声と見てるだけで具合が悪くなる感じの強烈な映像。かと思えば、時折挿入されるアマポーラほかのトロピカルなやつとか猛烈カ…
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