今週、田舎のじいちゃんがこの世を旅立った。
生前の病室には、僕が小さかった頃の夏休みに撮った、僕がじいちゃんの膝の中で蝶を眺めている写真が飾られていたらしい。
コロナ禍のこんなご時世だからお葬式に…
父の実家、おじいちゃんの家、鬱蒼とした庭、家屋の裏のジメジメ感、錆びた自転車、室内に雑多に置かれた様々な品々、自家製の漬物の瓶、時代がかった調度品。
広くて立派だけど、なんか馴染みきれない感じがリ…
夏休みに実家に居候する一家の日常を固定カメラ中心に淡々と描いてて、驚くほど地味な作品。そのほとんどが娘のオクジュ視点で進み、食べることが生きることの象徴と言わんばかりにやたらと食事シーンが出てくる。…
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『ぼくなつ』ぐらいの夏感
ゆっくり流れる時間、何気ないことにわくわくして、自由の気持ちよさ。
親戚の集まりの空気感
慣れてきたくらいで顔を覗かせる悩みごと諸々
やるせないことも悲しいことも
お…
昨年観た『はちどり』ともテーマ的にも被るが、コレはコレで良い映画だと思いました。
両親が離婚して父親と弟と暮らしている少女オクジュ。祖父の具合が悪いということで、夏休みの間祖父の家で暮らすことになる…
韓国女性人監督ユン・ダンビによる長編映画デビュー作品。
ある少女とその家族のひと夏の体験を描いた人間ドラマ。
嫌いなわけではないけれど、何かムカつく家族への怒りや苛立ち。
優しいけれどどこか壁を取…
プロットを文字にしたらとてもありふれた話なのに、実際に映ってるものがそれを越えて圧倒的に強い。自分にはこれをすごいとか深いとかよりも強いとしか表現できない。
(体感として)全体の4割強くらいを食事…
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