空に聞くの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 13ページ目

『空に聞く』に投稿された感想・評価

阿部裕美さんの非常に聞きやすい話し方のリズムと同調する様にカメラは時の移ろいを繊細に記録する。横たわる優しさはそのままに、人々が見つめる世界の輪郭の強度が増し始める。上映後に劇場で代読された4分以上…

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Roca

Rocaの感想・評価

4.0

東日本大震災の後、約3年半陸前高田の災害FMのパーソナリティを務めた阿部裕美さんを追ったドキュメンタリー。
地域の人々に寄り添い、人々の声を聞き、ラジオを通して届ける阿部さん。
彼女の姿、人々の姿、…

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陸前高田の災害FMのパーソナリティー・阿部さんを追ったドキュメンタリーではあるものの、ただむやみやたらにカメラを向けるのではなく、阿部さんの声がどこから発せられてどこへ届いていくのか。可視化できない…

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pherim

pherimの感想・評価

4.0

震災後の陸前高田で、災害FMのラジオパーソナリティを務めた阿部裕美さんの日々。

今は料理屋の厨房に立つ彼女の、地震さえなければ電波に乗ることもなかったろう声に耳を傾け続けた住人たちの佇まいが柔和で…

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最後の日に、いつも通りを貫こうとする。その姿勢に格好よさを感じた。
しゅん

しゅんの感想・評価

4.0

阿部さんと彼女を取り巻く空気をとにかく魅力的に撮りたいという思いが技術を支えている。愛情の衝撃に支えられていない技術など取るに足らない。Q&Aの時の小森さんを見ていると、そう考えざるを得ない。

映…

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☑️『空に聞く』及び『二重のまち』▶️▶️
この催しでもう1本紹介された同じ作者の作品『二重のまち』(共作)が、オーディション経ての若いインタビュアーらの、半ば準備された対象やテ…

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しを

しをの感想・評価

3.8

相手に語らせることが一種の救済へとつながるということが『二重の〜』でも感じたことだった。一貫してその後の『二重の〜』の方が好きだと思ったけど街が重増しされていく前期の様子を見れたことはよかった。
小…

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白

白の感想・評価

4.5

不可視な声の向こう側に、敢えてカメラを向けること。そして沈黙を決めた「空」にその<声>を<聞こう>とすること。
声の共同性の作用で、人と人とはゼロ距離になれるが、いざカメラを向けて対象を記録するとな…

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U

Uの感想・評価

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2020.2.22 恵比寿映像祭 #22

主な被写体となる阿部さんのラジオの機器をいじる手から料理のお盆を整える手へ、という時間の移行を感じさせる構成や、阿部さんが仮設住宅に住う人々にインタビュー…

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