主演の役所広司さんは、怒り・喜び・哀しみといった感情の振れ幅を繊細かつ力強く表現し、観る者の心をつかむ演技を見せていた。とりわけ、社会に馴染もうと必死に努力しながらも、過去の罪ゆえに偏見や壁に直面し…
>>続きを読むふたつの世界
出所した殺人犯を温かく迎える世界
…保護観察員、スーパーの店長、役所の担当者、テレビディレクターの男。
更生しようとする男に冷酷な仕打ちをする世界
…失効した免許証、決…
どうなんだろう?
終盤、みんなが三上にお金をくれる。
前科者で生活保護の人に対して、周囲の人々はそんなに温かいだろうか?
心臓が悪いのに、介護の仕事は無理じゃないかなぁ。
作者の「こうだったら、いい…
社会って確かに我慢と辛抱の連続だよ
時折の幸せがなかったらやってけない
それも自分で見つける小さな幸せ
生きづらい今の社会そのまま描いたね
大なり小なり三上さんだけの話ではない
臭いものに蓋をして見…
<22年06月>
【人。人間を見た。成人君主でもなんでもない。ただの人。癖のある人。それが社会で生きていくことの軌跡を通して、「あるべき生き方」を考えさせてくれる物語】
・2020年公開の日本のヒュ…
💬いつも聴いているラジオのゲストに監督&脚本の西川美和さんが来た時から面白そうだなと思っていて、早速行って参りました。
ヤクザと家族で柴咲組の若頭役の北村有起哉さんが今作では役所の職員役で、役所…
【すばらしき世界】感想
DVDで鑑賞🎞
これまで人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く人間ドラマ。
殺人を犯し13年の長い刑期を終えて出所した男を待っていたのは、厳しい社会…
日本アカデミー賞で最優秀は逃したが、素晴らしい作品だと思う。やはり役所広司さんの演技力が光る作品。ヤクザものの映画かと思いきや、全然違って、刑務所で長く生涯を過ごしてきた男が、こちら側の世界で、生き…
>>続きを読む「すばらしき世界(とは)」
唯一無二。この余韻は西川美和作品ならでは。映画(邦画)の醍醐味を味わう有意義な126分。
元TVディレクター(仲野太賀)
弁護士・三上の身元引受人(橋爪功)
ケースワ…
「生きづらい世界に差し込む一筋の光明」
「すばらしき世界」鑑賞。
人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男のその後を描いた実話からの創作。
殺人を犯して13年の刑期を終えた三上正夫は目まく…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会