19世紀末の北イタリア。小作農が慎ましく敬虔に生きている。子どもの木靴の補修のために地主の木を1本伐採したことで農地を追われる。
地主は収穫の2/3をも手にしながら小作人への扱いはグリード。人権も…
冒頭から暫くの間、この半ばドキュメンタリーのような淡々とした流れでしかも180分超えで眠くなるだろうな、と思ってました。ですがどうでしょう。眠気もまったく起きず、最後まで無事に観れました。眠くなるか…
>>続きを読むイタリアの農民たちの日常を淡々と描く3時間。
とにかく長かった・・・
でも観る価値はあると思う。
鶏や豚をさばくシーンもあるけれど、これが本来の日常。
日常風景はどこかもの悲しいけど美しかった。
…
木靴が割れてしまうミネクを筆頭に子どもたちがみんな可愛かった。
あらすじを読んでいたので、出演者が全て素人の農民だと知ってはいたが、新婦さんは女優になれそうな可愛いさだったし、じいちゃんも芸歴の長い…
19世紀末の北イタリアの農村を舞台に、貧しい農夫たちの生活をリアルに描く。物語は、農夫たちが地主の土地で働きながら、日々の生活を送る様子を中心に展開。とくにある家族の息子が、学校に通うために木靴を作…
>>続きを読むこれは中々に抉られてしまった…。
実際の農民の方々が出演されているそうで、屠殺シーンなんかはドキュメンタリーかと思うくらいにリアル。
靴ひとつ手に入れることすら困難な貧困。
神に選ばれたはずのミネク…
タイトル、ジャケから靴をめぐっての少年の物語を想像していたら、貧しくとも堅実に日々を過ごしている小作農家の日常をドキュメンタリーのように淡々ととらえている映画でした
木靴の樹はその中の一つのエピソー…
『木靴の樹』
L'Albero degli zoccoli
1978
「19世紀イタリア・ロンバルディア州に4軒の農家があった。彼らは小作農で収入の3分の2を地主が取っていた」
カルロ神父「ミネ…
池波正太郎のエッセイで紹介されていて、見たいと思っていた作品。
とはいえ池波先生はネタバレどころかオチまで書いてしまわれるので、ラストはわかっていたもののおもしろかったです、3時間。
いや、おもし…
(c) 1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTE LUCE Roma Italy