才能があり、映画製作について極めてクリアな考えを持った監督だ———カルロ・シャトリアン(ベルリン国際映画祭 アーティスティックディレクター)
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『由宇子の天秤』…
全ては選択の連続
天秤にかけては保身に盲進する
どのキャラクターも嘘で塗り固められている
誰も信じられなくなる感覚が視界を濁らせた
正義のためにと躍起になっていた前半と、その正義が確固たるもので無く…
酷いね。
なにがって
主人公の父親、塾講師で経営者でもあるのに、そこの生徒に手を出すかね。
三石研、またクズの役ですわ。
あり得ないでしょう。まずもうその嫌悪感が強くて、
映画なのに
何かの間違いで…
登場人物の正義が終始揺れ動き続けており、観客個人の正義だけでなく、社会的な正義すらも根本から揺さぶられてしまった。
生理的な気持ち悪さすら感じる作品だったが、これは観るべきだ、と強く思える作品だった…
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