映画は創成期からいかに自由であったかを示すムルナウの恐るべきサイレント作品。
冒頭の打ち鳴らされる鐘、大胆なアングルショット、靴を大きく手前に配した地べたのローアングル、緊張感あるショットが続く。驚…
祖父の遺産を狙う性悪家政婦。役者である孫は、夫を洗脳した偽聖職者と戦う妻を主人公にした映画を使って、祖父に真実を伝えようとする。
ムルナウが「映画は人を救う」を実現させようとした、かなりチャンレンジ…
ヤバい映画だった。開始10分ほどの豪快な第四の壁破壊で主人公が観客と同じ情報量をばっちり持ち合わせていることに衝撃。さらにそこから始まる映画内映画では観客と同時に鑑賞して身につまされているはずの二人…
>>続きを読む劇中劇として映画が使われて、結果的に「映画の力」を表現するような映画なのだけど、その「映画の力」があまりに単純明快なヒューマニズムに終始してしまう。(そこがムルナウの良いところでもあるのだが、、、)…
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