このレビューはネタバレを含みます
2時間半近く、一時も退屈しなかった。これだけで凄いことである。
井筒版「ゴッドファーザー」だが、日本に置き換えた時にダサくなるのも構わず堂々とやっているのは良かった。パーティーシーンの貧相さが逆に…
8年ぶりの井筒和幸監督作品。井筒監督と同じように僕もドン・シーゲルやらペキンパーやら東映やくざ映画を私淑する者ですから、井筒監督の昭和史をトレースする任侠クロニクルを楽しみにしていました…しかし…ア…
>>続きを読むヤクザの一代モノにしては少々主人公である松本利夫のキャラクタリゼーションが弱い気がしなくは無いものの(柳ゆり菜とのドラマにも物足りなさが残る)、ワンシーンワンシーンに驚きがあって楽しい。温泉での過剰…
>>続きを読む無頼、主人公の生きた60年の人生を振り返る任侠ドラマなのですが、60年の歳月を小まめに切り取って描く為に、断片断片が突然終わる、カチコミシーンが少ないので大きな盛り上がりのシーンは無いものの、寧ろ穏…
>>続きを読む見応えありました!
戦後からバブル崩壊まで疾風怒濤に駆け抜けたやくざ道。
人間関係よりも時代を語ることに重きを置いてるから混乱はするけど、思い切ったテンポと作り込まれた画面に146分退屈知らず。…
井筒監督の映画結構好きだし、現代の映画でヤクザを描いたもの(近年では古狼の血、日本で一番悪いやつら等)とても好きなので前半の一時間程はとても楽しくニヤニヤしながら観てたんですが後半が失速して辛かった…
>>続きを読むチッチオフィルム