日本版『アイリッシュマン』
『パッチギ』や『ヒーローショー』のような井筒監督のギラギラした作風を期待しみ見に行くと肩透かしを食らう
この映画には素晴らしいスタントやカーアクションシーンがあるが、…
いとう組を中心にして、暴力団の戦後史を部分的に辿るような構成。
祖父母の浸っていた大阪ミナミの文化を思い出した。部屋の様子とか置いてる物の雰囲気とかに特に。
時代を吸い込んで膨らんだり縮んだり、独特…
このレビューはネタバレを含みます
2020年12月 Ksシネマで
【とにかくいい顔だった】
今作出ている俳優のほとんどがあまり有名じゃない人ばかりであったし、顔を見たことがある俳優さんも他の作品で脇役として見る人ばかりであった。…
主人公の絡み(セックス)はことごとく警察のガサ入れによって中断させられる。そう、これは射精──イクこと──ができない男たちの物語だ。マフィア映画やヤクザ映画に愛着する組員たちも、憧れた映画の登場人物…
>>続きを読む井筒とスコセッシはやっぱ近いね。『ガキ帝国』『ミーン・ストリート』から『無頼』『アイリッシュマン』まで。
本当は実録ヤクザ映画なのに「実録」を謳えない裏社会事情の方が興味深かったりする。基本的には…
1956年主人公の少年時代から始まる、あるヤクザ組長さんの一代記。
昭和のその時々のニュースやカルチャーなんかも採り入れられていて、昭和史的には興味深く観れました。
1971年か72年の映画館にユル…
下部に追記あり
戦後まもなくの少年時代から昭和の終わり頃までのヤクザの一代記。
井筒監督初鑑賞。
『仁義なき戦い』をやってみたかった、との監督の言もありましたが、正直に言って『仁義なき戦い』と比…
このレビューはネタバレを含みます
具体的なゴールがある話でないが、こういう誰かの一代記というのは気持ちがはまればいつまでも見る続けることができる。あるヤクザの親分が少年時代から駆け抜けた昭和時代の光景も大好物のそれだった。仁義なき戦…
>>続きを読むチッチオフィルム