冒頭から"アンモラルなゼミの飲み会"というピンポイントに生々しいシーンを入れ込んでいる時点で気概を感じられるが、本作は(都心の)現代日本に生きる等身大の若者の姿をリアルに映し出している。
バイト先…
『それは私に普通の人が普通に持っている何かが決定的に欠けているからなんだよ。何が?って聞かれたら上手く言えないけど、欠落していることは確実に分かる。』
この台詞。
しっくりきた。
琴線に触れる、じ…
今年の映画初め。
当地での上映予定がないので、配信にて鑑賞。
就職が内定した女子大生のホリガイが参加する飲み会から始まるストーリーは、昨日観たばかりの「夜明けの若者たち」を思い出した。その場から…
私も色んなことを意識的/無意識的に見過ごしてきてるはず>_<
はあ、、ほんとにこういう作品が好みなんだと再確認した。自分に似てるところがありすぎてもうずっと、主人公の言動に緊張して見てた。
本人にし…
この映画を撮ってくれて、作り出してくれて、演じてくれてありがとうございます、本当に。
何回も何回も涙を堪えながら観た大好きな映画。
映画館のスタッフから鑑賞チケットを買う際、「いい映画ですよ」って…
みんな大人になるまでにそれぞれの育った環境があって表面上パッと見では到底わからない傷を色々抱えている。その傷に触れるスイッチはどのタイミングで付いてしまうかわからないから。「人って歯磨きをするみたい…
>>続きを読む一言でまとめるならば、「児童福祉司内定中のホリガイが自分に足りないものと向き合う話」なのだが、そんなまとめ方ではこの映画の素晴らしさはちっとも伝わらないので歯がゆい。
人の人生に介入していく仕事を…
最初の枝豆スマッシュマッシュ野郎が言っていたことは、ただのうざい先輩の戯言のようで実はこの映画の本質であり、「痛みを知らない人間が、痛みを抱えた人間を救うことが出来るのか?」という問いがこの映画の重…
>>続きを読む欠落感を抱えながら、葛藤し、他者や社会と渡り合う若者を描いた作品。
誤魔化してやりすごす、ノリで乗り切る、ゆる〜い、どこにでもいそうな量産型大学生、堀貝(佐久間由衣)が、猪乃木(奈緒)や吉崎(小日…
©️「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会