大佛次郎の原作は一種のニヒリズム現代文学として評されたようで、本作も今村昌平が脚本を共同執筆している為か、川島雄三の重たい方ばっかり全面に出ている腹にもたれる映画ではあった。
言ってみれば、小津安二…
大佛次郎原作、川島雄三、今村昌平脚本による1956年の作品。
かつては画家を目指していた村上春樹(森雅之)は、今はカメラ会社の社長となっている。彼には息子の圭吉(三橋達也)と娘の珠子(芦川いづみ)…
今年は川島雄三生誕100年の記念の年です。三橋達也のクズっぷりは『洲崎パラダイス赤信号』を超えてますね。人間のクズな部分を見せつつ、最後に希望が見えるのが川島雄三っぽくて好きです。ちなみに、森雅之演…
>>続きを読む 三橋達也と新珠三千代の関係は洲崎パラダイスを裏返したようなものだが、今村が階級を持ち込んだことで歪が生じている。
資本家は女を取っ替え引っ替えするから悪党で労働者は金を持っていないから善良など戯…
川島雄三監督の群像劇。
新珠三千代、芦川いづみ、左幸子、北原三枝。女優陣の魅力に溢れた一本。各キャラのシニカルな描き分けも見事。
新珠が三橋達也をベッドに押し倒すとともにカットインされるガススト…
ゲーム的恋愛の顛末。漂い無為に飛んで行く情愛、イニシアチブとしての風船。奈緒っぽい芦川いづみ、唯一の純真な良心・秘めたルサンチマン未満の卑屈さと、多面性あるキャラクターが秀逸。小児麻痺妹箱入り娘、放…
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