◯浸る。濱口竜介作品を観た時にいつも感じるのだが、画面がこちらまで浸透してきて一体となる感覚とゆらゆらと漂うような浮遊感という矛盾した感覚を味わう。
◯原作は村上春樹の短編集『女のいない男たち』。…
突然の妻の死
確かに愛していたし
愛されていた
本当の自分 本当の妻…
心のわだかまりがとれない
そんな中出会った運転手の女性
彼女も辛く厳しい過去を抱えていた
歳も生きてきた環境も
全く違う2人が…
濱口竜介監督作品
今年は『偶然と想像』でもベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞し、今最もノリに乗っている濱口竜介監督ですが、本作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、いくつもの海外メディア…
読み合わせが始まった時はカタチが見えなかった演劇。登場人物たちの抱えるモノが次第に見えてくる。
相手を知ること。自分を知ること。
ゴミ処理施設でみさきが自分の過去を話し始めたところで、変化を予感した…
決して文学に明るいわけではないのでおこがましいのは百も承知で、まるで素晴らしい長篇小説を読んだかのような充足感と心地よい疲労感。
途中で中断できなくて思い切って読み切った時のあの感じに似ている。
特…
自己対峙という人間がもっとも
避けて生きるテーマを、
よくこんなにもアレやコレやと
縦横無尽に駆け巡って描けるなと
関心してたら、
村上春樹の原作だった。
という事すら知らず
知識ゼロで挑んだこち…
当たり前のように良かった訳だが、
ハッピーアワー5時間超に比べて長く感じる現象が寝ても覚めてもより強く、引き続き起こっている点について考えたい気持ちもある。
シネフィル的抒情への嫌悪、あるいは村上春…
只々素晴らしい。
遂に第94回アカデミー作品賞 監督賞 脚色賞 国際長編賞 4部門ノミネート
日本映画史上初の快挙‼️
国内外の多くの人々に観てもらえる。
『ドライブ・マイ・カー』の旅はまだ終…
あまりにも素晴らしい。見たことないものをいま見させてもらってるな、と感じる瞬間がいくつも。「現在」をこんなふうに物語のうちに取り込むとは。期待をずっと超えてくれた。
空き巣、誰もいないと感じさせる…
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