抱き締める優しさ、抱き締められる尊さ。3章でヨンホが俳優を辞めた理由を知り、今までの抱擁がより優しく深く効いてくる。でもそう、抱擁に罪などなくそこには愛しかないのだよ。ホン・サンスが描くラフでハンサ…
>>続きを読む全部で65分の小さな3つの短編物語。白黒で紡がれるどこにでもありそうで見逃している人間の何気ない営みや会話が心地よくてずっと観ていたくなる。居酒屋で急にあつく語る男性、鍼治療で鍼の刺さりが痛いと言い…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
誰もが魅力的だ。
そして尻切れでその先が気になる魅力的なシーンたち。
映画の中で演技として友達に抱きしめられる彼を観る私たちはそれでも幸せを感じる。
つまりイントロダクションだけで映画は成り立…
ホン・サンスの監督第25作『イントロダクション』と第26作『あなたの顔の前に』が日本で同時公開された。
『イントロダクション』は上映時間66分と短い作品だが、美しいモノクロームの映像で撮られた青年ヨ…
「起承転結」の「起」をずっと見せられる。
だがこれが堪らない。ちょうど良く与えられた情報で自分で物語を埋められるようになっている。
映画監督キャラが出てこないのが久しぶりで新鮮。
ズームも健全で何…
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