1959年の未解決のBOACスチュワーデス殺人事件を題材に取った物でこれはあくまでフィクションですよ。と断りを入れて開巻。
事件をネットで調べてみると密輸がらみの疑惑が出てくるのだが本作ではあくまで…
2部構成がおいしい。じっとりの伊福部音楽でいやがおうにも盛り上がる。
とにかく細部がコッテリしていて目が離せない。コテージで若者たちが歌う花嫁人形。そんなわけあるかという選曲がたまりません。なで肩…
事件をめぐって意気投合する田宮二郎と笠智衆、首に腕回して事件の検証、同じ場所に聞き取りに行って思わず田宮二郎の腕取ってその場を去る笠智衆、イイ演出するなあ。殿山泰司にキレられるとすぐ辞書引こうとする…
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資料を見て、1959年の春に実際に起こった殺人事件を、同じ年に映画にして10月に公開、というのに驚きました。
猪俣勝人氏が原作・脚本・監督。
容疑者がイギリス人修道士で、取り調べが進んでいたにも関…
笠智衆が出演していること以外に見所はないが、普段は公僕から最も遠いイメージの殿山康治が刑事なのは面白いかもしれない。
主人公の事件記者の人物像は現代にも見受けられる軽薄さで、時代性とは関係なく不快…
タイトルもポスターもかなりキワモノっぽい。でも、戦後のアメリカが関係してるらしい未解決事件を描いた真面目なものだった。カソリックの修道士は本当に犯人なのか。カソリック会はなぜ彼を緊急帰国させたのか。…
>>続きを読む怪しみながらもなぜかそのまま出国させて即通報、ポスターの意味がないオープニングから期待。絞殺と扼殺の違いを聞かれた笠智衆は田宮二郎の体で実演。事件記者が刑事の自宅に上がって酒を酌み交わすズブズブの関…
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#19 猪俣勝人大会@ヴェーラ
週刊誌記者時代、「あのひとはいま」的な特集で、この「BOACスチュワーデス殺人事件」のその後を何度も取材した。
ベルメルシュ神父の、当時の調書なども見たが、間違いなく…