十字架の男の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『十字架の男』に投稿された感想・評価

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Gocta

Goctaの感想・評価

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第二次世界大戦のイタリアのソ連侵攻に従軍司祭として参加した神父が、敵味方の区別なく人々を救おうとする姿を描く映画。良かった。戦闘シーンは迫力満点。

『田舎司祭の日記』を思わせるような殉教者を描いたフィルム。かっこよさや興奮を完全に廃した、あまりにもリアルな戦闘のシークェンスが嫌になるほど重い。この異常なほどの乾いたリアリズムはネオレアリズモの嚆…

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これは実質ハクソー・リッジ。もちろん救いはない。
戦車と馬が途方もなく美しい。
シネマQ

シネマQの感想・評価

4.0

前半が結構分かりづらいというか、ほとんど物語には興味無いのか積極的に語ろうとしてないような。
村への砲撃が始まった辺りの神父が怪我人を背負って駆けずり回るショットのいくつかさすがのドリーショットとか…

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「戦争映画三部作」ラスト。国威発揚に振り切るでもなく高らかに反戦を謳うでもないこの感じは前作でもちょっと感じたけど多少厚みが増している。従軍司祭への鎮魂歌という作品の存在意義を明確に宣言するロッセリ…

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 反戦映画と単純に割り切ることはできないが、しかし戦時中に戦争映画3本撮って、そのどれもが戦果を上げた英雄ではなく傷病兵とその周囲にスポットが当たるなんてことが他にあり得るだろうか。

イタリア版DVDにて。

舞台は1942年ロシア戦線、ウクライナだ。ロシアの赤軍とファシスト・イタリアの兵士の戦い。激しく闘う戦場の中間地点の民家に取り残されたのが、赤軍とファシスト兵士と、ウクライ…

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半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.2

前作『ギリシャからの帰還』はまだ戦意高揚映画としての形があったが、この作品においてロッセリーニ監督はとうとう開き直ったかのように厭戦路線へと舵を切っていく。一応実在したとされる敵味方関係なく救助した…

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アノ

アノの感想・評価

4.6

まるでチヘイーゼ『戦火を越えて』のような(いやチヘイーゼがロッセリーニに迫っていたと言うべきなのだが)恐るべき戦争映画。超傑作。
過激な戦闘描写(ラストの火攻めの壮絶なこと!)の果てに神父が主人公で…

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