戦場のピアニストの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

フレデリック・ショパンが39年という短い生涯の中で生み出した作品は全部で240曲。私はその曲たちを全て生演奏で聴いた事がある。

3日間をかけて240曲を全て弾ききるという世界初のピアノリサイタルが…

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ピアニストの感動的なお話…ってイメージだったから、残虐なシーンとかは少なくてお涙頂戴系かなぁと思ってたけど、
悲惨で、戦争の生々しさをきちんと描いていて、その中での人の心の動く瞬間を静かに表現してい…

ワルシャワに住むユダヤ人家族が移住を強いられてから、戦争が終わるまで。
後半のほぼセリフの無い時間は特にリアルすぎて見てるだけで辛かった。
なんとも言えない殺風景な街は、映画とはいえさすがに怖い。怖…

今までなんとなく想像していたナチス政権、ホロコーストの恐ろしさを、映像とストーリーで鮮明に体験させられました。

正直観ていて辛くなるくらい残酷。

ただ、戦場で生きるピアニストにフォーカスをあてた…

まさかの実話だと…

なんの罪も犯していない人々に対し、ためらうことなく虐待し、虐殺しても平気なドイツ軍の残虐さが際立つ。

ピアノが部屋にあるのに弾くこともできず、ピアノを弾く仕草だけするシーンも…

ハットを被り、常にネクタイを締め綺麗な服に身を包んでいたシュピルマンが徐々に変わっていってしまう様。ピアノを弾き生きてきた彼が、生きるためにピアノを弾かない姿。「ユダヤ人」というだけで迫害され、殺…