ホワイトナイツ/白夜の作品情報・感想・評価・動画配信

「ホワイトナイツ/白夜」に投稿された感想・評価

東西冷戦時代を背景にして、バレエをテーマにアメリカ、ソ連各々に亡命したダンサー二人の友情が描かれている。
ライオネル・リッチーの「Say you say me」、フィル・コリンズ&マリリン・マーティンの「Separate lives」が映画で使われており、当時のビルボードチャートを賑わせた。両曲のプロモーションビデオには本作が出てくる。
最終的にはソ連の閉鎖的な中から二人ともアメリカへ脱出するという話である。
Makiko

Makikoの感想・評価

3.3
バリシニコフとハインズのダンスシーンが見所。
アメリカ目線の話、しかも80年代(ペレストロイカ期とはいえ冷戦中)なので、展開に予想がつく。最終的に大佐が折れて、バリシニコフが「お前の負けだ」と言うラストに全てが収縮されている。
この映画に登場するロシア人キャラクターは血も涙もない極悪人ではなく、形はどうであれ総じて親米的なのはアメリカ人となったバリシニコフが主人公だからなのか、それともアメリカ人にとって冷酷なイメージのあるソ連人を善人として描くことで、制作国としてのアメリカの器の広さを示したかったからなのか。
とにかくアメリカから見たロシア人のステレオタイプが満載なのでそれも見所。ウォッカでハインズを酔わせるのに夢中でバリシニコフの脱走に気がつかない大佐、そりゃないぜな描き方。イザベラ・ロッセリーニは綺麗だが全くロシア人に見えない。
亡命バレエダンサーのバリシニコフによる、バレエダンサーの亡命劇
当時バリシニコフの大ファンだった友人と鑑賞
素晴らしい跳躍と表現力
バリシニコフ自体が芸術
ソ連から何がなんでも亡命したいダンサーのニコライと彼を監視しつつも徐々にニコライに共鳴するタップダンサーのレイモンドのソビエト脱出映画。この映画の見所は2点あって、1つ目はダンサー2人の踊り。本物のダンサーでしかもニコライは本当にソ連から亡命したロシア人だというから彼以上の適任者はいないと思う。2つ目はアメリカ領事館への脱出劇。亡命すると決めた以上、失敗は死を意味するから、一世一代の大博打。
亡命って本人たちは逃げてしまえばそれまでだけど残された関係者はそれ相応の尋問を受ける訳で、なんとなく利己的に思えるんだけどそこまでして逃げたい理由はその環境にいる人にしか分からないのだろう。
torakoa

torakoaの感想・評価

2.5
冷戦下、ソ連からアメリカに亡命したバレエダンサーが欧州公演を終え日本公演に向かう途中、計器の故障で飛行機はソ連・シベリアに不時着することとなる。主人公の帰還をプロパガンダに利用したいKGBは、同行者やアメリカ大使館に重症と偽り帰そうとせず、シベリアで細々と暮らしていたアメリカからの亡命者を世話役兼監視役につける。といった話。

ソ連から亡命したバレエダンサーのバリシニコフが、ソ連から亡命したバレエダンサー役。『小さな村の小さなダンサー』の主人公がバレエに目覚めるきっかけとなったのがバリシニコフの映像だったが、その彼が踊る姿が見られる。冒頭のモダンバレエ?が凄い。自身の身体を終始制御しきっている。世話役のタップダンサーとの共演も見どころだろう。古い作品ゆえ音楽や振付はイマイチで見応えあるとは言い難いものの、ダンサー二人の能力は高い。グレゴリー・ハインズさんは歌唱力も高くて、エンタメ大国凄いなと思う人材。ミュージカル俳優でもあったそうでなるほどなアフリカ系タレ目イケメン。

字幕さぼってるとこ多いわ、わかりづらいわ。吹替なしなのがかなりキツい。話を理解する気が失せてくる。「ここに?」→「8年前だ」――何を訊ね何を答えてるんだかさっぱりわからない。英語字幕あるだけマシだが。「This is where you lived, huh?」「Eight years ago.」
もしやと思ったら、どうやらまたしても戸田奈津子だった模様。いい加減にしてくれって。字数制限あるにしろ、伝わらないんじゃ翻訳の意味ないだろ。この人コミュ障とかなのかなー。国語力に難ありだと思うし、日本語のセンス相当おかしいと思う。行間を読むとか言わずもがなとか、そういうのは存在するし勿論アリだと思うんだが、彼女の字幕はそういうのではなく読む側に対する配慮が欠けてる。驚く程に。
「リッチな暮らし セックス・プレー (NYや東京 ローマと同じだ)」???セックス・プレーて何?そんな言葉は出てなさそうなんだが何事?→「Any pleasure, any perversion. Name it. (They're as in New York, Tokyo or Rome.)」
perversion:曲解、こじつけ、悪用、悪化、(性)倒錯 → Name it → セックス・プレー?よくわからん。
「あなたのために すべてを捨てればよかったの?」Was I supposed to give up everything so you could live in Disneyland? ニュアンス結構違ってくるような。

ダニエル・サモヒン(フィギュアスケート)2019-2020シーズンSP使用曲のロシア演歌みたいなのが気になってたので観てみた。ビソツキーという人の歌らしい。元カノを訪ねたら追放されたビソツキーの曲を聴いていた、という場面でかかっていた。バージョン違うけど。“THE HORSES Written and Performed by Vladimir Vysotsky” それに合わせて踊った場面が多分パケに使われてるポーズ。エンディングでガッツリ流れるのかと思ってたらエンディングは80年代歌謡曲みたいなの(セイユー セイミー)で何だかなー。

設定など興味深いところもあるのだが、音楽のダサさがどうにもいただけない。洋ポルノ映画のBGMみたい。しょうがないのだろうが、自由の象徴にしろこういう流行り廃りが顕著なものにしていなければと残念に思う。件のビソツキーと劇中劇『ポーギーとベス』の音楽がとても輝いているように感じた。字幕が「ボギー」になってたのでエンドロールまでポーギーとベスなの気づかなかったけど。
話の展開も古いアメリカ映画らしい感じであんまり。

監督によるコメンタリーとメイキングドキュメンタリー収録(レンタルDVD)。当時を振り返って語る監督と女優二人:イザベラ・ロッセリーニさんとヘレン・ミレンさんがメイン、結構興味深い。
Canape

Canapeの感想・評価

3.6
東西冷戦、亡命ロシア人バレエ・ダンサーのお話。冒頭のダンス、タップにバレエ、美しきダンスの競演、熱量、これだけでも見て良かった。後半のハラハラする空港のシーンも必見。
1度観た映画を再度劇場に行って観る体験はこの映画から。

ダンサーの話で踊るシーンがあるのは当然だが、対をなす境遇ですれ違う二人がダンス合戦しつつ息が合っていく様は見応えある。
リアルに亡命経験者のバリシニコフにこれを演らせるとはね。終盤の展開など普通にサスペンスアクション映画でもある。東西冷戦時代の空気感を知らないと伝わりにくいかな?
aki

akiの感想・評価

4.8
過去鑑賞作。
ベストムービー📽
セルゲイ・ポルーニン観たらこの映画がまた観たくなった!
ねぎ

ねぎの感想・評価

4.1
いやこれは当時アツかった。
ほんとに米ソが緊張感あったし、バリシニコフは脂乗りまくってる頃だし、グレゴリー・ハインズもかっこよすぎ!

最初に観た当時子供で、11回ピルエットが衝撃だったのを覚えてる。
ダンスシーンがすごい映画なのに、ちょっと政治やらスリリングなアクションとかまで盛りこんじゃって、今なら韓国映画がこぞってやるような「全部盛り」の映画は当時珍しかった印象。

さらにセイユー・セイミーで仕上げて来られちゃ…
 あれ? こんなポスターだった? セピア色の印象があるのだが。確かにダンサーと亡命の映画だったが。
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