真紅で彩られたベルイマン演出
追随を許さない傑作
19世紀のスウェーデン
大豪邸に住むアングネスは末期癌にもだえ苦しんでいる。姉のカーリンと妹のマリーアが彼女を見舞う。この3姉妹はそれぞれ内なる…
ブレッソンはその著書の中で「『東京上空30秒』という古い映画のことを覚えている。何事も起こらない素晴らしい30秒間、生は中断され宙に浮いていた。現実にはそこであらゆることが起こっていたのだ」というこ…
>>続きを読む今まで観たベルイマン作品は全てモノクロだったので、カラーの映像はどんな色合いになるのかずっと気になっていた。冒頭、秋の陽光が差し込む森の風景が美しい。絵画のような映像にうっとりしていたのも束の間、目…
>>続きを読むベルイマン初鑑賞にして衝撃の作品を選んでしまった。ん〜まあ入門編でニクヴィストのカラー作品から…と考えたのがまずかった。
終末期の苦痛に苛まれる次女(おそらく末期がん)の看護に訪れた長女と三女、そ…
赤い。急に対象にパンしたりズームしたりおもしろかった。手に顔埋めたズームインら偶然と想像思い出した。最後は完全にホラー。すたすた歩くシーンだけでもおっとなるからすごい。とにかくアグネスとアンがかわい…
>>続きを読む タイトルそのまま、叫びとささやきが印象的。画面が赤、赤、赤、白って感じ。暗転する時も赤。
呼吸の乱れがすごくリアルで、少し怖いくらい。他のベルイマン監督作品同様、神の沈黙、愛と憎悪、生と死をモチ…
眠れない。今でも母のことを思い出す。
優しさ、苛立ち、美しさ。全てを独り占めしたかった。私たちを不安や苦しみから解き放ってほしい。人生の意味を知りたい。血を分けた姉妹でも知らないことばかりね。服を…
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