オッペンハイマーの作品情報・感想・評価

映画祭の合間に2回観た(1回目通常スクリーン、2回目IMAX70mm)

原爆云々よりもタイトル通り一人の物理学者の人間としての姿を描いた伝記映画だった。
しかし伝記映画でここまで圧倒されるとは思わ…

• #第二次大戦関連映画_みむさん
• #ゲイリー・オールドマン出演作長編実写ベスト10_みむさん
• #天才博士学者発明者映画_みむさん
• #DVDBlurayVHS保有_みむさん
• #原作原案小説読了_みむさん

映像と音響が素晴らしい。これは映画館で見るべき。モノクロとカラーを使った裁判（では、ないですが）の演出、最初よくわからなくて戸惑った。

直接的なシーンは無いものの、焼死体や閃光、肌が焼け爛れる幻覚…

追体験だけをさせる、感情移入させない、あえて描かないノーランなりの表現

「世界は破壊されている」の最後のセリフはまさにそう。破壊された世界に残された次の時代の私たちがどうするかを投げかける映画

…

想像していたより、人間臭さを描いているヒューマンドラマだと感じた。

原爆開発や投下という事実は知っているものの、その裏側にアメリカ内部でこんな内紛があったとは知らなかった。

学生時代にリンゴに青…

ノーランらしく入り乱れた時間軸、ノーランらしく絵画のような画面（おだやかな湖畔でののっぴきならない会談、流星のような弾道、苛烈な爆発）
これまで通り明確な反戦の意なんてなく、揺れる人間たちと無数のi…

ノーラン作品は全作品を鑑賞してきたが、今作もこれまでの作品同様"完璧"だった。
もはや、"オッペンハイマーの映画"を見ているのではなく、"クリストファー・ノーランの映画"を見ていると錯覚する、そんな…