メロドラマだ!
他の女にはすこぶる冷たいが、好きな女にはグイグイいく男。DVしそう。
乗り越える壁が夫の死のみだから、二人が恋に落ちるまで結構じっくり。そう思うとサークってエグいなと思った。歳の差、…
あえて省略をあまりせず、加害者と被害者の関係を克明に映した上でメロドラマに移行させるのが成瀬の容赦ないところであると思う。2人のロマンスの障害が罪悪感というのも、非常に内省的で成瀬らしい。『乱れる』…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
素晴らしきメロドラマ、、、
人が死んだあと、お金の話に結局はなる。
お金は大切だけれど、でもそのときくらい、お金のことなんか考えずに過ごせたらいいのに。
ひとりで生きていくにはむずかしい。
お金…
『乱れ雲』成瀬巳喜男の遺作でありこれぞ必殺のメロドラマ。東宝スコープのカラー。日本映画史に残るような美しさの司葉子に剛毅木訥な加山雄三が絡む。その男女の視線と揺れる心をショットとカットのお化けのよう…
>>続きを読む池袋・新文芸坐にて鑑賞。
成瀬巳喜男の最後の作品。
通産省に勤務する夫(土屋嘉男)がワシントンへの栄転が決まり、妻(司葉子)には二人の赤ちゃん(妊娠3ヶ月)という幸福な時間があったが、夫が交通事故…
最後10分のすごさったら無いよ………。ただのメロドラマになりそうな感じやのに、ふたりの感情が静か〜にでもめちゃくちゃ刺さるように伝わってきてしんどい。この映画の雰囲気独特すぎる。あと初めて森光子をち…
>>続きを読む「みんなお金のこと でもお金は必要」を思い出す。成瀬監督の主人公はだいたい、生きるのが下手くそ。極端に運も持ち合わせてない。最後の最後まで「こんなに追い詰めるかね?笑」というほどに、ひどい目に遭わせ…
>>続きを読む