「ニーチェの馬」や「ダムネーション」に比べるとハンガリーの社会性の閉塞感が濃厚に漂いアンゲロプロスの映画に通じる感じがする。共産圏の寒々としたディスコで現実に向き合おうとしない主人公に妻が延々と怒鳴…
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ただの「アル中のクズ男」を意味ありげに撮ってるのが凄い。
タイトルは主人公が「映画の中」だけではなく「映画自体」からの逸脱者であることを示唆している。
そして、最終的に映画そのものが映画から逸脱…
社会主義の雰囲気の中で今泉力哉の愛憎劇を見せつけられる。初期ベーラもなかなかあなどれない上にドキュメンタリータッチという形容もまんざらではない。というかかなり好み。
とにかく演奏して踊るスタイルもこ…
なぜか集中力が維持出来なかったところがあって、人物の関係性を把握しきれていない部分があったかもしれない。
あの酒こぼしながらローラースケートに囲まれてたじーちゃん誰だ?結婚式にもいたけど。タル・ベー…
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変わることを期待する女
やいのやいの言ううちはまだ期待してるんだろうな
全てを諦めた女は逆に優しくなるんだよ
しかしクズ男やダメ男ってのはある程度の需要がある
女は自分の必要性をそいつらに見るか…
アウトサイダーとは誰なのか?精神病院から始まり、共産時代のハンガリーの田舎町の抜け出せなさとその中で生きてるヴァイオリン弾きの自称ベートーベン男のもがきもしない生き方は今の時代に見ると正しくも思えち…
>>続きを読む精神病院の最初のシーンから最後まで満遍なくお先真っ暗な具合。受難と言うには微妙な感じのやつを延々と食らうジーザス面の男。生活に困っていようが何だろうがやめる事の出来ない生き方ってものがある。そんな状…
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