血を血で洗う復讐劇。敵味方どっちもわかりやすくサイコな感じでよかった。同僚を殺してしまったシーンとかも遠景で撮り続けてたり、妙な冷淡さが作品全体を通して感じられた。残酷で悲惨なはずだがどこか落ち着…
>>続きを読むやる気のないガンアクションが一周回って生々しい、おもちゃみたいな命、おもちゃみたいな銃。
黒沢清の映画には廃墟がよく出てくるが、建物というのは人が使っているから廃れずにいられるわけで社会がまったく…
妻が失踪してから死んだんだなと思うまでの切り替えの早さ、裏切りをせずに普通にいい同僚のまま死んでいった小日向文世、「冗談じゃねェぜ!」という映画から全く浮きまくった主題歌…端から端までずっと不気味で…
>>続きを読むおもしろかった〜
仕事柄皆生きづらそうだけど、脱ぎ捨てた哀川翔が強かった。
最低限の情報が提示されて段々ストーリーの輪郭が見えてくるやり方は、面白いけどわかりにくくもある。
あんまりこういう世界…
太っちょヤクザ怖すぎる。冒頭で起こった自殺が、ラストの復讐では許されない。痛そうだったのをはっきり痛いと言ったので、なんかホッと?した。
銃撃戦ってこんなにゆっくり堂々と歩いてするものだっけ?と思っ…
哀川翔がどうやっても撃たれない力学。路地を映しただけで嫌な空気が漂っちゃう黒沢清。夫婦2人でビールを飲む、それだけで、ああもうこの先嫌なことが起こるんだってわかってしまう。おそろしきシンボル。わたし…
>>続きを読むめちゃくちゃ硬派なVシネだった。
こんな請け負い仕事でも所々に清節を感じる強烈な作家性。演出がこの頃から巧い。
銃の乾いた音
汚い壁
淡白なカメラワーク
黄色味がかった暗がり
あと、なんと言っても…