王道の復讐ものながら、画面から漂ってくる空気感はなんとも珍妙というか、言ってしまえば気持ち悪い
「犯罪組織に妻を殺された主人公が復讐のために銃をとる」というストーリーは国内外問わず王道中の王道。銃撃…
構造的には王道のVシネマですが、黒沢清のホラー映画監督としてのセンスが随所に見られる傑作です。
ストーリーも捻りを入れつつエンタメとして綺麗にまとまっていて素晴らしいです。
終盤にサプレッサー装備の…
カブトムシ!
ものすごい面白いです!
黒沢清のVシネマビデオ作品ですが、この後に『CURE』や『蛇の道』、『蜘蛛の瞳』と続くのでこの頃の黒沢清は絶好調だったのが分かる。
銃を持てない刑事…
傑作。渇ききった暴力にアクションと人物配置、照明、外さないロケーション。警察署の建物内部とかめっちゃ黒沢清。長回しより編集が暴力的でカットが変わることにめちゃくちゃ恐怖する。ハンマーを振り下ろしてか…
>>続きを読むいとも容易く行われるえげつない行為が過ぎる。
セリフを極限まで削る、会話が噛み合わなくても無駄なセリフを省略する事が独特なテンポを生んでいる。
いちいち凶行をみせない事がより怖さを生んでる。てか、黒…
流れるような人の死の乾きっぷりが凄い。撲殺、射殺、拉致など、人が人で無くなる瞬間を起伏のない長回しで淡々と映す厭さ。あの遺体の見せなさ具合も不安を煽る。プロットこそは割とストレートな復讐ものだが、そ…
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