決して絵空事ではないと思う、現代日本が抱える高齢化社会問題対策。
訪れるかもしれない「近未来」を想像しながら、恐ろしい気持ちで鑑賞した。
こういうテーマの映画を、若い監督が撮ったことがまだ救いである…
このレビューはネタバレを含みます
序盤での「孫のためなら腹くくれるわぁ」で心をやられて呆然と見てた。
間が長いなって思ったけど、それがよりリアルで重い。
SFみたいに遠い話じゃなくて、すぐそこにあり得る話。作中で対象を75歳から…
少子高齢化の解決策が子供を増やすのではなく、高齢者を減らすという、側だけ見れば倫理観もクソもない制度が施行された社会。
けれど全然あり得る設定だなと感じるし、まだまだ受け入れられてない感じも、当事者…
「安楽死」という言葉は使われていないが、それがテーマ。
制度に関わる3人の若者と、制度を受け入れた2人の老人が淡々と描かれる。皆、孤独であり、劇中の関わりも極めて少ない。
安楽死が認められている国で…
この映画を観るのならここしかないだろうということで、東京で一番天国に近い映画館(勝手なこと言うな)こと、シネスイッチ銀座で拝見してきました。ちゃんと隣や目の前の席に、70代ぐらいかなぁと思われるご夫…
>>続きを読むこれは近い将来を示唆してるような気がする。もちろん今は考えられないような制度だがどうもリアルに感じてしまう。
福祉に関わる人は研修の一環としてこの映画を観た方が良い気がする。高齢者に関わる仕事柄観…
Fusee