
オタール・イオセリアーニ、1964年。
ソ連、白黒、17分。
ジョージア南部ラスタヴィ治金工場、溶炉工達に捧げるドキュメンタリー。
4か月間内緒で働いてから撮る骨太オタール監督。
逆光に立ち並ぶ…
日本だと八幡製鉄所のやつとか、新しい鉄とかみたいな感じ。ただでさえ熱量高そうな溶鉱炉って以前に、なんというか人間的なエネルギーを感じつつも労働者の機械っぽさもある。職場で焼くシャシリクが異常に美味そ…
>>続きを読むこれぞ人間の営みの中にある無意識の美!
ここに映っている誰も美を作ろうとしていないのに、この製鉄所の中で美が生まれている。実際にここで働いたことのある監督だから映すことのできる美なのかな〜。めちゃか…
これまでの初期作たちと違ってあからさまな思想や風刺みたいなものは見当たらなかった(ジョージアについて勉強すれば分かるのか?)。
見るだけで汗が出てきそうな工場、どのカットもカッコよくて好きだ。
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工場萌え映画かと錯覚してしまったりもしたが、お世辞にも清潔だとは言えないハードな環境の風景が美しいと思えてしまうのはなんでだろうと考えながら堪能した。革命ロシアが培ってきた社会主義美学かとも思うし、…
>>続きを読む溶鉱場で働く人々の朝から次の朝までの24時間をドキュメンタリー的に撮った短編で、都市映画の形式を持っている。シチュエーションと構成だけ見れば『鉱』と非常に似ている。同じ時期のイオセリアーニの作品と同…
>>続きを読む『鉄西区』第一部以来の製鉄所見学。暑そう〜。労働者の挙措ひとつひとつを祝福する視線と誇張された音、それから同じ方面に一斉に帰宅する人々のやや現実味を欠いた光景にイオセリアーニらしさを感じる。現実に鳴…
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