アリ・アッバシ監督最新作。
実在の事件から着想を得たお話。
イランで起きた娼婦連続殺人事件を真相を追う女性記者と犯人、両側を描いている。
犯人が誰なのか、観客は分かった上で話が進む。
その上でハ…
イランが舞台の映画を観るたびに、現代日本が宗教に基づいた国家でなくて良かったと心から思う。
自国第一主義だとか何だかんだと言っても、欧米や日本のような自由主義国家と宗教国家の間には大きな隔たりがあ…
映画の宣材写真に惹かれて観ました。
本作、全ての役者さんの演技が
すんばらしかったです。
個人的にサイード一家と娼婦の方々。
ずっと衝撃を喰らいながら観ました。
"神"を信仰し生きる人には
観てほ…
「イラン🇮🇷に実在した殺人鬼サイード・ハナイによる娼婦16人連続殺人事件に着想得て作られた映画。女性記者ラヒミが危険を返りみず事件を追う緊迫感あるクライムサスペンス。」76点
実際の殺人シーンが描か…
単に、何かを成し遂げたいという気持ちと娼婦を排除することは「街を浄化する」ことだと歪んだ考えを持つ男の犯行物語ではない。
この事件によって、犯人だけでなく世間や警察までもが娼婦を蔑視しており人間の命…
売春婦を16人も殺しながら、“社会を浄化した英雄”と持ち上げられた異常な事件。
イスラム的な男尊女卑と、人権意識の欠如がその背景に根深くあると思った。
犯人はイラン・イラク戦争の退役軍人で、PTSD…
©Profile Pictures / One Two Films