同名の小説が好きで、この映画を10年くらい前に見た事はあったがサブスクにあったため久しぶりに見た。
映画の内容は結構忘れてはいた。
電車移動中の不自然な景色の合成など、何かの演出意図なんだろうか。
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画の質感はビデオ的で度々出てくる合成シーンもとてもチープ。いまどきのテレビドラマでもこんなに安い感じでは作らないと思う。おそらく大林宣彦監督の映画を作る上での興味が違う所に移っているような気がする。…
>>続きを読む一人鑑賞。
その日...自分が(相手が)往く日
たまに夜中、無性に『大林宣彦』を観たくなる。
当然、日本を代表する映画監督なのだが、
決して万人にオススメ出来る方ではない。
あの独特の…
異様に目立つオレンジリップ
そのあと口を隠すマスク
「湾岸線の電車には海の匂いがする」
電車の窓 病院の窓 雨 雪
全部不自然 合成をつかった虚と実
しんどくなるくらいの量の画面切替え
青色…
高校、大学と神保町で育った。
神保町と言えばカレーの街。趣向を凝らしたカレー屋さんが軒を連ねる。どこも美味しいのだけど、つい行ってしまうのは裏通りの「まんてん」だった。
ここのカレー、まず美味し…
この前、重松清さんの原作読んだばっかで映画化されてるから思わず観てしまいましたーー記憶だと幾つかの物語りのどれもが微妙に被さる展開だったと思う、原作より被さり方が僅かでしたが上手く限られた時間で纏め…
>>続きを読む約140分。最初から落涙。余命もの、だからではない。大林宣彦が高齢になってもこんなにアナーキーな作品を撮っていたんだなあという感動と、生存されていた時に観ておけばよかったという後悔の涙と矛盾して「今…
>>続きを読む石井剛史(今井雅之さん)のところに佐藤俊治(筧利夫さん)の妻が訪ねてくるシーン。ここで写るお仏壇。これを見て誰もが「その日」を通過しながら生きていることを強く意識させられた。当たり前ながら日頃はあま…
>>続きを読む<あらすじ>
余命わずかと宣告された主婦のとし子(永作博美)は、夫の健大(南原清隆)と二人きりで結婚当初に暮らしていた思い出の町を訪れる。
子供には病気の事を秘密にし、死が訪れる"その日"が来るまで…
余命宣告されてからその日まで生きるという気持ち。幸せに感じる。突然その日がくるひともいる中で、余命宣告されてその日を迎えるため生きることができるのはとても幸福なことだ。余命宣告されてからあたしが感じ…
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