二つの季節しかない村に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『二つの季節しかない村』に投稿された感想・評価

324
3.8

地への、ひいては国、あるいは自己と人生への不満と不協和。田舎の限界閉鎖環境と個。それを無価値・退屈と断ずる、急に終盤にて大量に吐露される内的葛藤。周囲と関わることで測る自分の価値。2人の女、贔屓の教…

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原題の意味は「乾いた草について」
邦題は「二つの季節しかない村」
もう少ししたら日本も「二つの季節しかない国」になりそうだけど

198分間ほぼほぼ会話劇でした
しかもあまり意味のない世間話とかも多…

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ねこ
3.8

卑小な男をただ見続けるだけの長い長い時間なのだが、なぜだかまったく退屈はしなかった
それは、時折挟まれる風景の美しさと、単純と思えるほどわかりやすい男の表情のせいかもしれない

傲慢な男に対する少し…

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AR
4.0
人間の卑屈さを描いた198分というストレスでしかない内容を流石のジェイラン監督、徹底した洞察力で全く飽きることなく鑑賞できました。

比較的四季がはっきりしていた日本でも最近は、人にとって心地よいはずの春と秋が花粉とインフルエンザによってすっかり様変わりしてしまった。加えて夏は猛暑に大雨、冬はコロナと大雪によって、もはや1年を通し…

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nm
3.9

2023年のトルコの映画。雪に閉ざされた町で、主人公は教師を務めている。さまざまな人間との接触、会話のようすから、主人公の人格を知ることができる。足を失いながらも強く生きる女性とワインを飲みながら議…

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4.0

アナトリアの小さな村で教員をやっている男の低回。ねたみとそねみ、我欲と狭量と近視眼と疑心暗鬼が克明に描写されていく。嫌な男だが、かれが持っている表と内の乖離はわからないものではなく、すべての気まずさ…

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K
3.6

このレビューはネタバレを含みます

利己的でプライドが高く、急に子供相手に高圧的になったり、友人に勧めた女性を寝取ってみたり。。サメットの気持ち悪さがなかなかのものだった。

ラストのセヴィムへの想いも鳥肌ものだったし、あのメタ演出に…

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このレビューはネタバレを含みます

トルコ・アナトリア東部の村で美術教師として働くサメットは、冬が長く雪深いこの村が嫌いで、周囲の人々を内心では見下す一方、村人たちからは尊敬され、女子生徒のセヴィムにも慕われていた。だがある時サメット…

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地味だが、人の素がみれて面白い。3時間と長かったが飽きずに見れた。

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