風に舞うほどの恋心。
台湾映画。
劇場企画「ホウ・シャオシェンの夏休み」第2弾(第2弾で終わり)。デジタル・リマスター版。
小さな山村で兄妹のように育った幼馴染の若い男女、アワン(男)とアフン(…
恋の終わりに明確な事件も理由もない。
ただ少しずつ、すれ違っていき、少しずつ、何かが冷めていき、そしてある日、静かに終わる。
それは失恋ではなく、
“人生が静かに曲がった瞬間”のようなものだ。
だか…
『冬冬の夏休み』がとても良かったホウ・シャオシェン監督作を続けて。
登場人物みな悪気がないまま、現実の苦みがゆったりと積み重なってゆき、誇張のないリアリティが滲み出す様が独特。主人公のおじいちゃん…
言葉がなくてもお互いの気持ちが分かってるような、沈黙さえも心地良さそうな愛以上の関係性が素敵だった。そのままで良かったからそのまま最後まで2人でいてほしかったなぁ。
全体的に言葉が少なくて、リアル…
今度「好きな四字熟語」を聞かれたらこれにしよう。
「お薬のめたね」みたいなムッチリフォントが消えてから、暗転をそのままトンネルの暗闇へと流用する冒頭のシークエンス。
「国境の長いトンネルを抜けると…
ホウシャオシェン監督作品の中でもかなりの完成度を誇る…のは分かるんだが、イマイチハマり切らなかった。理由はよく分からない。しかし冒頭の電車からスクリーンまでの一連のシーケンスで非凡な作品であることは…
>>続きを読む幼なじみとの淡い恋心が切ない純愛なラブストーリー。この繊細な雰囲気を成立させているのが、辛樹芬(シン・シューフェン)です。素朴でありながらどこか儚げな存在感が魅力的。早々に女優を引退してしまったので…
>>続きを読む©CENTRAL MOTION PICTURE CORPORATION 1987