第36回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門
人生ベスト級の作品『立ち去った女』ラヴ・ディアス監督新作。ロカルノ映画祭で男優賞を受賞した。
正直前作『波が去るとき』はあんまりだったので期待して…
このレビューはネタバレを含みます
一応前作の続き(前日譚?)らしいが特に気にならず。いうまでもなく長尺でかつひたすら長回しなのだが、時間はポンポンと過ぎ去っていくので何とも不思議なリズム感。あと、終盤の火山灰で埋まった街での操作にふ…
>>続きを読む取り敢えずワイズマンとディアスは潰せるときに潰しておかないとという理由で臨む。すると劇場への途上で検索して気づくのでした。この作品は前作『波が去るとき』に続くヘルメス三部作で時間軸的には前作より前の…
>>続きを読む途方もないというか何の救いもないというか、記録としての映画が忘れ去られる者を救い得るのではないかという楽観さえも否定していくような感じ。政治の暴走や自然災害が、個々人の何もかもを容赦なく覆い隠す。落…
>>続きを読む失踪したある女性を追う警部補。最後の手がかりは女性がフィリピンワシの保護活動をしていたこと。
操作が難航したことで、警部補自身もフィリピンワシの仮装をして街をぶらつき始めてしまう。そしてその後も操作…
ラブ・ディアス長尺映画で有名ですけど、以前配信で見た4h映画「立ち去った女」が中々良かったので、今回鑑賞してみました。
今回もストーリー展開というよりもドップリ映像美に浸る感じ。
正直、見ながらき…
画面の上方から水瓶か何かが落下することで男の悔恨と執念の開始が告げられ、画面の上方から日用品が勢いよく投げ捨てられることで男の贖罪が開始する。
次に上方から降りかかる火山灰はこの土地の記憶を埋め尽く…
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