清作の妻のネタバレレビュー・内容・結末 - 3ページ目

『清作の妻』に投稿されたネタバレ・内容・結末

2020/4/11 N
家族のために嫌々妾となったのに、偏見の目で村八分にされる若尾文子。
しかし、真面目な清作をも溺れさせる色気は村人も恐れさせる、と説得力がある。
夫の目を潰し完全に自分のものに…

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今年のお盆休みに観た作品で最も記憶に残る作品。国立映画アーカイブに集う胡散臭さ満開の連中の存在を忘れてしまった一作。

1965年製作公開。吉田絃二郎の原作を新藤兼人が脚色、増村保造が監督。狒々爺殿…

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古い日本のムラ社会の在り方がよくわかる作品。

若尾文子は、黙っていると貞淑な良家の夫人…といった美しさだ。が、芝居では妖艶な女にも悪い女にもなる。凄い演技力だ。

愛する清作を自分の側に置いておき…

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増村保造の作品としては馬鹿らしさとは無縁の重い内容となっているので、すんなり構図や演出の良さを堪能できるという点で好印象ではあるのだけれど、夫を戦場に行かせまいと眼を潰す若尾文子とかが重過ぎて逆に堪…

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こわっ!
抗う
もう引っ越したらエエのに

成田三樹夫

田舎も戦争もクソ野郎や!

若尾文子のアドリブだという、思い詰めた目で五寸釘を手に突くシーン。白黒の画面も相まって手に汗握る恐ろしさ。
自分は何も悪くないのに家族の為に着物問屋の隠居の妾となるお兼。…

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狂気の愛
愛の狂気か

戦争のために身を犠牲にする事が正解と言われた時代
断る事は反逆者でありあってはならない行為 徴兵忌避
そんな中、愛してやまない亭主を帰らぬ人にしないため、徴兵される前に両目を…

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若尾文子映画祭にて。
清作がお兼によって光を奪われめくらや売国奴と罵られるようになるのだが、そうなって初めてひとりぼっちだったお兼の気持ちが理解できたと告白するシーン良かった。
ラストの清作がお兼の…

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模範兵の夫を日露戦争に行かせたくない妻が五寸釘で夫の目を潰す。妻は懲役、夫は妻を恨む。村の住民は売国奴、非国民と誹謗中傷し、石を投げる。2年後、刑期を終えて殺される覚悟で家に戻った妻に対して、夫は目…

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集団の狂気と情愛をこれほどまでに見事にフィルムに焼き付ける作品は世界的にも珍しいでしょう。若尾文子の絶頂期にこのような役所と巡り合えたこと自体が奇跡に近しいです。成瀬の「浮雲」と双璧をなす傑作。

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