長丁場でしたが、見る価値はありました。その価値を毀損しそうで怖いのですが、以下が視聴しながらの最初の率直な所感です。
1 体験と記憶は風化する。そして、同様の過ちが繰り返されないとは誰にも言えない…
"demolished"
ユダヤ人を支援する団体が彼らに渡していたという、匿われる側の十戒。「ホストファミリーの負担を考えて家の手伝いをする」「キッチンやダイニングをうろつかない」「生活習慣は合わ…
平日夜(翌日も仕事)の18時から22時半、なかなかハードな映画見物になってしまうまだけど上映最終日だし、やっぱり見ておきたかったので。
ナチスの侵攻を受け占領されたオランダの当時の状況をいくつもの…
どこにでもありそうな平和で穏やかな現代の街並みに、淡々としたナレーションで被さる悲惨な過去。映っている平穏と、聞こえてくる悲劇はかけ離れているはずなのに、土地に染みついた記憶がふたつを結びつけて、よ…
>>続きを読む『バーフバリ』以来、久しぶりに映画館でインターミッションを体験した。
あまりにも長い、淡々とした奇妙な映画体験だった。
アムステルダムのいくつもの通りや街かどを捉え、そこでナチス占領時代に行われた蛮…
極めて美しい記録映画
ナチスによる占領、covid-19による占領
占領を如何に受け止め、如何に振る舞うのか
demolishできない過去…
本作は確かに長い、そして、映画らしい物語性は一切なし
…
第二次世界大戦中の1940年から45年まで、オランダのアムステルダムはドイツ軍に占領された。
これはその時代に何が起こったのかという都市の記憶を、一本の映画としてまとめ上げるユニークなドキュメンタリ…
在蘭経験があるので、よく知った風景も多かったが、観光的な目線ではなく、そこに暮らす人々の営みが散りばめられていて、より身近に感じられた。
その場所にかつて生きたナチスの被迫害者について、そこでナチス…
【記録と記憶と危機の予感】
この映画「占領都市」は、人々が毎日のように目撃する光景と、記憶に止めておくべき占領に伴って起こった悲劇をナレーションの言葉で記録し、そのミスマッチと違和感、そして、そこ…
ナチスの行為を絶対にエンタメとして消費させない、という強い意志に貫かれた作品。
だからこの映画は一般的な意味でまったく面白くありません。
興奮、恐怖、感傷、悲痛、感動、私も含めて観客が映画に求める…
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