撮影者にちょっぴりだけ力はあるものの、投げやりな映画。全員やなやつ、監督も出演者たちも普段から全員やなやつらにちがいない、ニコリともしない、獣だ、と決めつけてたら、クライマックスで笑みを見た。ふふふ…
>>続きを読む長回し、そして台詞がほとんどない。
まったく整備されてない道や当たり前のような壁の落書き、大量のビニール袋を抱える少年など、リアルなスラム街の中の登場人物たちが、まさにその一片にすぎないというのが…
被写界深度浅めでコントラスト重視で撮影しながらも、作風はセリフを削ぎ落とし、ドキュメンタリータッチで描く、コスタ第三形態というところでしょうか。まとわりつくような重い空気感をのぞき込むスタイルとなっ…
>>続きを読むそれは昔のスラムの日常かもしれず、未来への希望かもしれない。映像は曖昧さを抱えながら、純粋でありながら冷たいリアリティを伝える。
特に長回しのパンショット、静止画のように留まる顔、沈黙や生活音が積み…
ペドロコスタの眼差しに映画という機能が反発してるような
中期のヴァンダの部屋、何も変えてはならない、あなたの微笑みはどこに隠れたの?などの現実を捉えてストーリーが存在していない方が好みだなぁと思っ…