のっけからチラ見せ場面と冒頭クレジットの粋な捻りへの流れで、暗に「ボレロ」の本質と現在までの影響を、端的に、しかも言外に観客に提示してみせて、見事。
(あんなオープニングクレジットは 初めて😊 本作…
すぐれた芸術作品は、作家のものである以上に観客のものなのだと感じました。
よく創作の過程を“産みの苦しみ”なんて言いますが、産んだ後も含めて本当にピッタリの表現だと思います。
産みの苦しみを経てこの…
工場の機械に始まり、時計、ジャズ、女性の足音や話し声、サテンの衣擦れ…と、20世紀の音が導いていく。これはラヴェルがあの「ボレロ」へと辿り着くまでの軌跡。映画は直線的に進まない。着想を得る過程には、…
>>続きを読む「音は何度も始まりそれを繰り返す
そしてやがて苦痛になる」
「靴がない」
「音楽を飼い慣らす
死にも似た永久の平和だ」
「これを繰り返して
最後に爆発して終わる
人生のように」
「手…
冒頭で、色んなアレンジのボレロが聴ける。こんなにも、どんなジャンルでも生き生きと個性を発揮できる曲も多くないだろう。
シンプルのようで実は複雑で神秘的で、脳内に刻み込まれる曲、ボレロ。
こんなに…
1928年、53歳のモーリス・ラヴェル(ラファエル・ペルソナス)が周囲の女性たちとの関係性の中で苦しみながらも名曲ボレロを書き上げた実話に基づくストーリー
映画の大半は1927~1928年の出来事…
2日たっても
ボレロが頭の中をグルグル
あんな力強い曲なのに
つくったラヴェルは
とても繊細な人だった
ラファエルペルソナスが
きっちりハマっていた
エマニュエルドゥヴォスが
あー
とうとうこうゆ…
ボレロを聴くたびに『愛と哀しみのボレロ』のダンスシーンを思い浮かべる。
曲と踊りが完全にシンクロしていて、その感動ごと記憶に刻まれた。
一方この作品では曲を完成させるまでの苦悩や成功までの半生を描い…
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