この作品の特徴は、連れ去られた夫側を何も描かないで、残された妻・家族側の視点で全てが構成されている点。その雰囲気や感情を手持ちカメラとフェルナンダトーレスの抑えた演技で表現。
国家が個人を消すことは…
主演のエウニセの晩年をフェルナンダ・トーレスの実母のフェルナンダ・モンテネグロが演じていて、身体の連続性がフィクションを超えていた
国家が個人の存在を消去しようとしたとき、人はどのようにして存在し…
「かつて」あったものが今はもう「ない」のではなく、その不在が「いま」私の中に経験されて「ある」というのがサウダージの感覚なのだとしたら、ブラジルの歴史はその言葉に何と痛ましい意味を付け加えてしまった…
>>続きを読む歴史を振り返ってみても怒りは確かに行動を起こす原動力となるが、エウニセの凄さは怒りを超えた先にあるものを見据えているような行動力。そんな中で彼女が浮かべる寂しげで不安げな感情が見え隠れする表情。主演…
>>続きを読むアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したブラジル映画で、ブラジル製作で初めてアカデミー賞を受賞したメモリアルな作品。70年代の軍事政権時代のブラジルを描いた作品になっていて、当時の政権の責任を問うよう…
>>続きを読む被害者達のその後も続いていく人生と、彼女の静かな力強さを感じた。誰もが口を閉ざしてしまうような状況の中で、真実を追求するということはどれ程の意味を持つのか。
同じ過ちを繰り返さないために、過去の過…
ブラジルにも1964年から1985年まで軍事政権が続いていたのは知らなかった。
最近観た「1987、ある闘いの真実」で韓国の軍事政権からの民主化が描かれていたように、民主化が当たり前ではないことを改…
実話ならではの重みに圧倒される。不当に家族を失う理不尽。残された子供と共に生きるために前に進む母の強さに心打たれた。8ミリフィルムも効果的に使われ、郷愁感がました。日本もスパイ防止法が制定されそうだ…
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