放置された女の死体が映し出され、そこから容疑者(或いは参考人)として男たちが駆り出される。男たちは皆それぞれ事情を抱えており、その誰もに共通するのが当時のイタリアが抱えていた「貧しさ」を露呈するもの…
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2022/02/16 DVD
パゾリーニの原案を元にセルジオ・チッティと共に脚本化、当時イタリア最年少の21歳のベルナルド・ベルトルッチが監督した商業長編デビュー作。
ローマで起きた中年娼婦の殺人…
ヌーヴェル・ヴァーグだと思って当時のローマの風景や、数カットあるモノクロ特有の美しい映像に集中して、ストーリーは気にしない「映画通」のフリをして自己満足に浸る作品。
と言うか、このストーリーでいい…
ベルナルド・ベルトルッチ監督、21歳のデビュー作。
監督作品はたくさん観てる訳じゃない無いし詳しくもないけれど、荒削り感の中に才能と可能性を感じる作品だった。(先入観かな?)特にカメラワークは既に…
え゛ー、これだけですか? ってな感じです。
算数の論理パズルみたいに参考人の証言を正しく構成すれば犯人が一意的に定まるとかでもないし。
それぞれの参考人がそれぞれ個別の証拠をそうとは知らずにバラバ…
公園で殺害された娼婦。殺された夜に公園を通りかかった者たちの事情聴取を続ける中で真相が明らかになって行く…という形式のミステリー。オフスクリーンからの誘導と美しさすら感じさせる光を背後にした死体の構…
>>続きを読む「殺し」
本作は1962年に、原案であるピエロ・パウロ・パゾリーニが脚本を務め、監督をベルナルド・ベルトルッチが務めた作品で、この度DVDで再鑑賞した。物語はローマのテヴェレ河で発見された娼婦の変…