妻に先立たれ、地位も収入も薄くなってきた。この先の事を考えつつも思い出や妄想は爆発する。21歳の女性が炸裂する映画があるなら70代男性心理が暴発する映画があってもいいじゃないか。原作はもっと毒があり…
>>続きを読む『敵』
大学でフランス近代演劇史の教授をしていたが10年前にリタイアし、20年前には妻にも先立たれた渡辺儀助(長塚京三)は残りの人生に必要な経費を数少ない講演費や預貯金などを計算し古民家で食生活な…
【ライト版ボーはおそれている】
原作は超高齢化社会や年金問題が表面化する25年前(老人版バトル・ロワイアルの銀嶺の果てより前)に発表されたものだ。
序盤は定年を迎えて10年が経過した元大学教授の慎…
敵とは何か?国家における「敵」。仕事、家庭における「敵」。あるいはもっと内的な何か、プライドや欲望。そして死。
そうした「敵」という漠然とした恐怖や不安が夢と現実の境界を破壊し、眼前へと立ちはだか…
吉田大八監督は好きです。
おもしろく観たけれど、何かが引っ掛かって嫌な感じが、観ている間も見終わって数日経つ今もずっと付きまとっています。
なんでなのかわからないから諦めたまま記録。
近頃は無理にい…
こういう作品の面白さって、「どう見せているのか」と、「それを踏まえての答えは観るものに委ねる」との、絶妙なバランスによると思う。
この映像化は、その辺りがすこぶる良くできていると、思わず唸らずには…
大学教授を辞じて10年になる渡辺儀助は77歳。
今は都内・山の手の古民家で講演や執筆など僅かな収入を得ながら、慎ましく暮らしていた。
預貯金が後何年持つか、すなわち自分が何年持つかを計算し、後何年い…
映画好きの友人に「河合優実ちゃん好きでしょ。これいいかもよ」と紹介された本作品。彼女以外にも私の好きなキャストが多かったので、勧めてくれた友人と共に鑑賞することに。
筒井康隆氏の原作は未読。モノクロ…
「#敵」描かれている敵が何なのか見つけてください。人それぞれ敵は違うのかもしれません。 @FansVoiceJP
https://t.co/OGzYla2lAk
【#東京国際映画祭2024】「#…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA