【日常的なテーマと大胆な筆致】
夢に見た情景を作文にしクラスで発表する。
達者なモチーフと表現力は教師も激賞するほどだが、
鑑賞者には現実なのか夢想なのかもわからない。
冒頭のシークエンスで数回…
少女にとって世界は謎ばかり。だから手を伸ばしてみる。触れて見て聞いてみる。すると、剥き出しの現実が少女の手を掴み、あらぬ方向に連れ出そうとする。その人を形作る大人と子供のあわいの時期だからこそ、誰か…
>>続きを読む「PLAN75」の早川千絵監督作品。「PLAN75」かなり心に響いたので見に行ってきました。
うーん🤔僕の錆びついた感性では、微塵も感じる事ができない作品でした。
主たるテーマって何?そんな事さ…
ずっと11歳のフキちゃんの中に入って世間を見ている感じだった。子供の純粋がゆえ残酷な特有のあの感覚。
全編、極力説明台詞を無くして、映像だけで語る。その映像が物凄く雄弁だ。例えば久々に家に帰った癌で…
さて…不思議な感覚の作品でした。。
あまりこういう作品を普段見ないので、本当に評価が難しいです。。
ただ一つ、凄く感じたのは観手に投げ掛ける、観手に問う、観手に感じてもらうことを大前提として作品…
相米慎二監督『お引越し』リメイク早川千絵監督版。
そうとしか観えなかった。
予告篇を観てもそうだが、
まさか、
と思い、早川監督にインタビューする聞き手がお引越しを引用したという表現をしていたが、
…
生死観も強いテーマだが、大人と子どもの世界の見え方も大きなテーマの一つになっていると感じた。
喧嘩する両親、喫煙所で話す父親の部下、夫の死に悩む理子、フキと距離を置くお金持ちの住民、児童への興奮を抑…
どの時代も何かにすがりたい気持ちは一緒。
それが人なのか、物なのかはたまた概念なのか。
どんなに不健全な繋がりでも誰かと繋がっていたい。そんな人間の醜い部分が映し出されるとともに、人間のリアルな側…
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