大好きだった。78分とは思えない、とても厚みのある映画。秀男(大沢健三郎)と順子(一木双葉)が可愛くて、可哀想で、応援したくなる。
貴重な生きた東京の姿をたくさん見れる。歩行者用の信号がないもんだ…
ようやく走りはじめることができたと思ったら梯子を外されて相当に容赦がないけれどひどくかけがえのない時間が流れているので興奮した。移動の自由を制限する枷がありありと映し出さていても、子供は金網の下をく…
>>続きを読むま、ままならねぇ〜。
母親が来ていると聞いたら彼女(ではないが)を置いて一目散に母親を探しに走り出してしまうほど幼い少年。
「海に行こう」と言えば数秒後には遠くの海に行ける映画の自由すら適用されない…
ほぼほぼ「大人は判ってくれない」なんだけど、子供たちは素直でひねくれておらず。キアロスタミを彷彿とさせるあったかい視点。田舎から東京にやってきて、孤独ながら踏ん張ってる男の子。何不自由なく暮らしてる…
>>続きを読む目の前の風景、共に生きている人間、大切なもの、自分の生を形作るもの、作ってきたもの、自分を生み出した親が在り、自分が在り、しかしお互いが個々の人間である
この子はどんな人間になるのか、、私はどう生き…
今のところ成瀬で一番好きかも。カブトムシの使い方、アイテムとはかくあるべし。秀男と順子が各地を歩き回るシーンが総じて良い。走る、登る、投げるといった子どもたちのアクションの面白さ。線路、海辺、埋立地…
>>続きを読むちゃんと成瀬巳喜男作品を見たのは初めて
結構前に読んだ雑誌で川本三郎と大滝詠一の企画対談?で話に出ていてずっと気になっていた作品
そうずらの方言で柔らかくなってはいるけど、ひでおちゃん辛いなぁ・・
…
成瀬巳喜男にはめずらしく子供を主人公にした佳作。
主人公の英男のものがたりというより、英男の目をとおして都会の生活の冷たさ、残酷さをえがいた寓話というべきか。
子供が演じることで、よりその批評的…