久々に3回目見て、翌日4回目見ました。2回連続で観るといろいろハッキリするので面白いね。本作にはブニュエルのクリスチャニティに対する懐疑的な面が出てはいるけど、それ以上にかなり色濃くヒューマニズムが…
>>続きを読む【敬虔は辛いよ】
『田舎司祭の日記』『悪魔の陽の下に』に並ぶ、「敬虔過ぎて人生ハードモード系映画」の代表作。ルイス・ブニュエルの意地悪さが全開となっている。
巡礼の神父に待ち受ける災難がハードだ。…
リアリズムのブニュエル。『ビリディアナ』の主人公を男に変えたようなストーリーで、ひたすら神父の男が酷い目にあう。ロードムービーっぽくもある。
ひどく重苦しい雰囲気でブニュエルっぽいユーモアはほとんど…
すんげぇ映画。
考えれば考えるほど深いしキリスト教とは信仰とは、とシーンひとつひとつがどれを取ってもむちゃくちゃ考えさせられる金太郎飴的な側面もありつつ全体的なバランスやキャラクター、展開の流れなど…
このレビューはネタバレを含みます
信仰することへの皮肉とか、施しをする者が施しを受ける側に落ちて行く不条理とか。聖職者が自分の行いに懐疑的になり、若く美しく信仰深い娘が世俗的になるなか、娼婦だけが信仰心を強くするというのがブニュエル…
>>続きを読む『ナサリンはわたしにとてもよく似ている … 』(ルイス・ブニュエル)
自己韜晦の映画作家、ルイス・ブニュエルの「きわめて個人的な作品」であり、「ナサリン」を理解することが、ルイス・ブニュエル読解の鍵…