冒頭の二艘の屋形船がすれ違うところから物語が始まるという予感がする。カラーだからこそギラギラ感が伝わってくるし、ラストは大体予想できるのだが高揚感が尋常ではない(桜が舞ってるとなんだかこちらまで泣き…
>>続きを読む久しぶりに、東映時代劇を見た。
脚本のスジが1本整っており、無駄がなく物語をきっちりと追っていける。無駄な枝葉を作ることにより、本筋を見失っては娯楽映画とは言えない。東映時代劇の傑作娯楽作品の大半…
1960年公開。冒頭の屋形船のシーンにさっそく目を見張る。見事な移動撮影&色彩設計&ライティング!全編を通して印象的なショットが幾つもあって痺れる。ラストの大立ち回りを俯瞰で捉えるクレーン撮影もダイ…
>>続きを読む"べらぼう"を昨晩見たついでに吉原物を。
"べらぼう"、CGに、しょぼいセットに、風間某始めしょっぱい脇役陣、流星かわいそう。
それらと比べても仕方ないのだが‥
巨大セット、膨大なエキストラ、画…
生まれついての顔の痣もあって女性に縁のなかった大旦那の治郎左エ門がたまたま吉原に誘われそこの店の岡場所上がりの玉鶴に嵌まってしまう。吉原なんぞは女を搾取した上にお客まで搾取してしまう所なのに女遊びを…
>>続きを読むいやぁいいですねー。内田吐夢は力がある監督だとつくづく思う。俳優陣も個性豊かな人達がずらりと揃う。特に太郎兵衛 役の三島雅夫と遊女 玉鶴 役の水谷八重子は特筆もの。また吉原の風俗などがよく分かってと…
>>続きを読む仕事は出来るがモテないお金持ちが女にハマり物の見事に落ちて行く。
歌舞伎『籠釣瓶花街酔醒』を題材にした内田吐夢監督による現代にも通じそうな時代劇。
千恵蔵誑かされる。
女を知らないということは恐ろし…