【久々の長文レビュー😁】
孤独なFBI捜査官ジム・ウィルソンを演じるロバート・ライアンと盲目の女性アイダ・ルピノが危険な場所(後半の雪山)で邂逅するという裏コンセプトによって支えられている謎多きフ…
ロバート・ライアンが警官殺しを捜査する冒頭→シベリアに左遷されてからの殺人事件捜査→盲目の女性との恋というシナリオはそれぞれが歪に独立していて、制作時のゴタゴタが現れているようにも見えるが、不思議と…
>>続きを読む中盤から映画のテンションとともに映る景色がガラリと変わるのとても良い
帰ってきた街の光とハンドルを握る男の顔で映画が締めくくられた方がどう考えても好みではあるが、あの唐突さ、歪さにこそ映画らしさが…
フィルムノワールと「ノワール」の理想的な合致を見せた、まさに我々が今ノワールと呼ぶのはこのモデルである。
闇を抱えた者、壊れかけた者が既に壊れている者、欠損している者と出会い、惹かれる。深い黒を活か…
話の内容が二転三転して製作者や脚本家にも疎まれた呪われたフィルム、ということなのだが、そんな風には感じない。
足掛け9年単身赴任生活を続けた。職場に行けば沢山の人がいて、ルーティンの職務もあり、ざ…
このレビューはネタバレを含みます
ニコラス・レイ監督、RKOピクチャー製作のフィルムノアールの傑作。都会人の孤独がテーマ。
ニコラス・レイ監督の7本目。アメリカ版wikiにはアイダ・ルピノも事実上の監督という記載。
毎度お馴染み…
3/6@シネマヴェーラ渋谷
人に対して無関心で気性の荒い刑事が、北部で起こった少女殺害事件の捜査に向かうよう命じられる。
加害者の姉(盲目)と被害少女の父親との板挟みでの葛藤の中、段々と人間性を…
人間不信に陥った暴力刑事
が雪残る地方に
加害者の姉と運命の出会い
都会の闇とのコントラストが
お見事な雪景色が美しい
’運命の女’アイダ・ルピノも
また美しい
簡潔なプロットもエモーショナル度…
51年ニコラス・レイ監督。
夜の街を車で徘徊するのを車内から撮影した、ややピンぼけ気味の浮遊感あるカメラが素晴らしく、物語から宙吊りされたかのような印象を与える。
おそらく本作では、この浮遊感が意識…
素晴らしかった。心のうちをうまく表せない男たちの物語だった。とても繊細でいじらしく、身につまされるような物語。
なんでこんなに澄み渡ってるんだろう。陰影が強く夜シーンのみの都会の風景。後半、白い雪原…