「ワイルドバンチ」の印象が強いロバート・ライアン、50年代も渋くてとても良い役者でファンになった。孤独で優しさと暴力の二面性を持つ刑事役がとても繊細で良かった。
ニコラス・レイのギラついてエネルギー…
ファーストショットからずっとアスファルトは濡れて色気を放っている。対比して広漠な雪原も良い。
ギラギラと光るナイフに丸腰で対する小屋のシーンの緊張感。一気呵成になだれ込む追跡劇。そして呆気ない結末。…
シネマヴェーラ渋谷で鑑賞。
監督ニコラス・レイ、音楽バーナード・ハーマンの映像と音楽が美しい殺人課の刑事を描いたドラマ。
ニューヨーク市警の殺人課刑事ロバート・ライアンは、強引でやり過ぎる捜査方…
刑事の心を救済する2部構成だが前半の苛烈な暴力性を抑えきれない孤独なライアンの葛藤に比べると後半のルピノへの愛という動機はあまりにありきたり…上司が食事中に野菜が美味いとかいうそういう他愛もない掛け…
>>続きを読む前半はとにかく人の顔がこれでもかと映し出される「顔」の応酬(車内の三人の顔!)。後半に入り、目の見えないキャラクターが現れることにより「顔」の意味するものが変わってくる。
冒頭、暴力の象徴としての…